ウルダブルン(ウルザンブルン、ウルドの泉、ウルズの泉)

Urðarbrunnr[12](ウルザンブルン[1]、ウルズの泉[2]
 ― Urðr[3] ウルズ。三人の運命の乙女の一人で過去を司る[3] [女][3]
 ― brunnr[3] 泉[3] [男][3] ドイツ語のBrunnenに相当[3]

原典版

概要

巫女の予言

  • 泉のほとりには、いつも青々と緑の樹が高く聳えている[1]

オーディンの箴言しんげん

  • 泉のほとりに、賢者の椅子がある[1]

ギュルヴィたぶらかし

  • ユグドラシルの根のうちの一本はアース神のところ(天)に伸びており、その根の下にウルザンブルンという特別に神聖な泉がある。そこに神々の法廷があり、神々は毎日ビフレストを馬で渡ってそこにいくが、トールは歩いて河を渡っていく[1]
  • ウルズの泉のほとりに住むノルニルは毎日泉から水を汲み、トネリコ(ユグドラシル)に注いで、枝が枯れたり腐ったりしないようにしている。そこから露が地上に降りるが、この蜜露を蜂が食べて生きている[1]
  • ウルズの泉の水はとても神聖なものなので、泉の中に入る者はすべて卵の殻の中の薄皮のように白くなる[1]
  • ウルズの泉の中には二羽の白鳥が暮らしていて、そこから白鳥と呼ばれる鳥類が由来する[1]

参考文献


新釈北欧神話版

第一章

世界樹の根方に湧く泉の名。
ノルンと呼ばれる、未来を見通す能力を持つ巫女が住まうとされている。
ヴァーラスキャールヴからは南西の位置にあたり、オーディン予言を求めて一人この地を訪れた。

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用語を元ネタに用いた作品の一例