Heiðabýr(ヘデビュ[31]、ヘゼビュー[32])
― heiðr[3] 荒野[3]
原典版
概要
- シュレスヴィヒ郊外の入り江ハデビィ(ハイタブ)の西岸20ヘクタールばかりの半円形の土地[31]
- デンマークのヴァイキングが建設した大都市。現在はドイツに位置する[31][32]
- 九世紀初めまでは海辺の2、3の散在した小さな村々にすぎなかったが、十世紀の年代記によると、デンマークのゴドフレッド王(ゴッドフレド王[30])がこの地の重要性に気付き、ヴァイキングの商人のグループをこの地に移して通商センターを作るようにうながしたといわれている[31]
- ドイツからスカンジナビアへ通じる南北の通商路と、東西に北海からバルト海を横断する通商路が交差している[31]
- 現在ここにはヴァイキング博物館が建設され、ドイツで唯一というヴァイキング船が復元され、展示されている[31]
略歴
- 808年[31] デンマークのゴドフレッド王がヘデビュに新しい町を創建する[31]
- 827年[31] キリスト教の宣教師アンスガルがヘデビュで説教する[31]
- 900年頃[31] ハラルド青歯王がヘデビュに塁壁の建設を命じる[31]
- 1050年[30][31] ヘデビュがノルウェーのヴァイキング(ハラルド苛烈王[30])により攻撃され、焼かれる[31]
- 1066年[31] ヘデビュがヴェンド族(バルト海付近に住むスラヴ族)によって破壊される[31]