原典版
概要
- ヴィースブル・ヴァンランダソン[18]
登場する文献と役割
ユングリンガサガ
- ヴァランディとドリーヴァの間に生まれた息子の名。ヴァランディが十年たってもフィンランドに戻らなかったため、母によってスウェーデンに送られた[18]
- 父の死後はその遺産を継いだ。裕福なアウジの娘を妻に娶り、ギースルとオンドゥルという息子をもうけたが、妻を捨てて他の女と結婚した。その後二人の息子たちが母の結納の品を渡すよう求めてきたが拒否したため、夜陰に乗じて襲撃され、家もろとも焼き殺された。また、ほかにドーマルディという息子がいたが、その継母は、ヴィースブルに不幸がおそうよう魔法をかけさせていた。ヴィースブルの死後はドーマルディがその遺産を継いだ[18]
- ヴィースブルのもっていた黄金のネックレスには、息子たちによって、ヴィースブル一門のうち一番すぐれた者に死をもたらすようにと呪いがかけられていた。ネックレスはのちに彼の子孫であるアグニの手に渡ったが、アグニはそのネックレスで首吊りにされ、殺害された[18]