テュール(チュール)

Týr[3][9] 神[3]

原典版

詩語法

  • 裁き手となる十二名のアースに数えられる。エーギルをもてなす酒宴の席に参加する[2]
  • また、その後にエーギルが開催した酒宴の席にも参加する[2]
  • víga guð[9] 戦いの神[2] (guð 神(異教の) [中])[3]
  • son Óðins[9] オーディンの子[2] (sonr 息子)[3]
  • úlfs fóstra[9] 狼の養父[2] (úlfr 狼 [男] 英語のwolfに相当)[3]

テュールの名に関連するケニング

    男(戦士)を表すケニング

    • fleina Týr[10] 槍のテュール[10]

テュール(Týr)は「神そのもの」を表す語であるため[3]、別の神を示す言葉としても用いられる。

オーディンの別名

  • sig-Týr[9] 勝利のテュール[2] (sigr 勝利 [男])[3] hanga-Týr[9](ハンガテュール) 吊されたテュール[2]、吊されし神[2]
  • Farmatýr[1][13]、farma-Týr[9](ファルマチュール[1]) 船荷の神[1]、船荷神テュール[2]、荷のテュール[2] (far[9] 船[2]
  • Fimbultyr[1](フィムブルテュール[1]) 偉大で崇高な神[1] [男][3] (fimbul 恐ろしい)[3]
  • Hroptatýr[13](フロプタテュール[2]、フロプタチュール[1]) (Hróptr 魔術を行う者 [男])[3]
  • reiðar-Týr[9] 車のテュール[2] (reiði[9] 船や馬の装備[2]
  • Hertýr[9] 軍勢のテュール[2]
  • ガウトのテュール[2]
  • [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社
  • [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部
  • [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林
  • [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス.
  • [10] 谷口幸男(1983)「スカルド詩人とケニング」『レトリックと文体―東西の修辞法をたずねて』(古田敬一編)p.183~209,丸善
  • [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage.

コミック版

オーディンの第二子。ホドの腹違いの弟。
臆病な性格をしており、戦場経験も未熟。
兄のホドに強い憧れを抱いており、いつか追いつくことを夢見ている。

公開日:2019/02/10

最終更新日:2020/01/14

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