ウルド(ウルズ、ウルダ) – 目次 – 原典版 登場する文献と役割 語源・関連語 参考文献 新釈北欧神話版 Urðr[1][3]、Urð[13](ウルズ[1]、ウルド[3]、ウルダ[25]) 編む者[1]、織姫[1] [女][3] ― urðr[3] verða(~ということが起こる)の過去形[3] 原典版 概要 三人の運命の女神のうちの一人の名[1] 三人の運命の乙女(norn)の一人で過去を司る[3] 元来、ウルズとは編む者、織姫の意味だったが、それが運命、宿命、死という意味に変わっていった[1] 登場する文献と役割 巫女の予言 物織りの娘[1] ユグドラシルの樹の下にある海(あるいは館)からヴェルザンディ、スクルドと共にやってきて、人の子らの運命を定め、人生をとり決め、運命を告げる[1] グズルーンの歌Ⅱ グリーミルドがグズルーンの記憶を消すために用意した麦酒には多くの毒が混ぜられ、さらにウルズの魔力と冷たい海と豚の血で効目が強められた[1] ギュルヴィたぶらかし トネリコの下の泉のそばにある美しい館から出てくる娘の名。ヴェルザンディ、スクルドと共にノルニルと呼ばれ、人間の寿命を決める[1] 語源・関連語 Urðar[13] ウルズの[1] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. [25]P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店 新釈北欧神話版 第一章 予言能力を持つ、巨人族の巫女三姉妹の長姉。 オーディンに様々な運命を告げる。 新釈北欧神話での登場エピソード一覧(Amazonに飛びます)