原典版
概要
巫女の予言
- (神ヘイムダルから由来しているため(リーグの歌参照))、巫女から『尊い氏族』と呼ばれる[1]
- 無力で自らの運命を知らないアスクとエムブラが岸辺に横たわっていたところ、オーディンにより息を、ヘーニルにより心を、ローズルにより命の暖かさと良い姿を与えられた[1]
- 人間の系譜は小人のロヴァルにまで遡れる[1]
グリームニルの歌
ロキの口論
シグルドリーヴァの歌
ギュルヴィたぶらかし
- 神によって息を与えられたことにより、肉体が腐って土になっても、焼けて灰になっても人間は生き続け、決して滅びることはないという[1]
- 礼節をわきまえた良い人間は(死後、)全てギムレー、あるいはヴィンゴールヴとよばれる所で、神々と共に暮らす。悪い人間は(死後、)ヘルに行き、さらにそこからニヴルヘルに行くと言われている[1]
- ボルの息子たち(オーディンら)が海岸を歩いているときに二つの木を見つけ、最初の神(オーディン)が息と生命を与え、二番目の神(ヴィリ)が知恵と運動を、三番目の神(ヴェー)が顔とことばと耳と眼を与え、男はアスク、女はエムブラと名付けられた。この二人からミズガルズに住む人類が生まれた[1]
- ウルズ、ヴェルザンディ、スクルドというノルニルが人間の寿命を決める。彼女ら以外にも多くのノルニルがいて、人が生まれると必ずやってきて、寿命を決める[1]
- バルドルが殺されたことが、神々および人間にふりかかった最も不幸な出来事といわれている[1]
人間に関連するケニング
- 人間たちの友[1]
トールを表すケニング
参考文献
新釈北欧神話版
第一章
新世界誕生と共にどこからともなく現れた新たな人類。
他の人類とは違って魔力を持たず、言葉も話さない。小規模なグループを作り、原始的な狩猟採集生活を送っている。
アース神族らとは良好な共生関係を持つようだ。