ミュルクヴィズ(ミルクヴィド) Myrcviðr[1]、Myrcvið[13](ミュルクヴィズ[1]、ミルクヴィド[25]) 暗い森[1] ― viðr[3] 森、木、背の低い白樺の木[3] [男][3] 原典版 概要 神々の国とムスペルの国との間を分かつ、暗く恐ろしい森[1] ヘズブロッドの国の森林地帯の名[1] 登場する文献と役割 ロキの口論 やがてムスペルの子たちがミュルクヴィズを超えて攻めてくる[1] フンディング殺しのヘルギの歌Ⅰ ヘズブロッドがヘルギとの戦いのための増援を呼びに行かせた地の一つ[1] グリーンランドのアトリの歌 アトリの所有する土地の一つ。アトリはこれをはじめとする様々な所有物を献上すると言って、グンナルを自らの国に呼び寄せた。グンナルはこの森を通り、アトリの待つフン族の国に向かった[1] フン戦争の歌 またはフレズの歌 フン族の国とゴート族の国を分ける森の名。ヘイズレクが生前支配していた土地のうちの一つ。彼の死後、アンガンチュールがこの地を支配することとなった[1] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. [25] P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店