モージ Móði[3][13](モージ[1][8][25]) [男][3] 原典版 概要 Thorの息子[3] 登場する文献と役割 ヴァフズルーズニルの歌 スルトの焔が消え、戦が終わったとき、マグニとともにミョルニルを手に入れる[1] ギュルヴィたぶらかし マグニと共にラグナレクを生き残り、槌ミョルニルをたずさえて、イザヴェルに現れる[1] ケニング モージの名に関連するケニング トールを表すケニング faðir Móða[9][13] モージの父[1]、モーズの父[2]([2]ではモーズ[2]の、とあるが、Móða[9]は『モージの』の格変化形であるので、他の箇所同様、ここはモーズ[2]ではなくモージと読むのが正しいと思われる) (faðir 父)[3] 詩人を表すケニング óðs skapmóða[9] オズ(フレイヤの夫)の心のモージ(トールの子)[2] [9]-67.(234) ー 管理人注:ここは原文から見るとóðsやmóðiは神の名(固有名詞)ではなく”詩”や”気性”、”怒り”などといった一般名詞の意味で解釈するべきでは?モージはオーズやフレイヤと直接かかわりがあるわけでもないし……。 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [8] 谷口幸男(2003)「スノッリ・ストゥルルソン『エッダ』「序文」と「ハッタタル(韻律一覧)」訳注(3)」『大阪学院大学国際学論集』(14(1) (通号 27))p.99~130,大阪学院大学国際学学会 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス. [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. [25]P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店