Hildr[1][3][12][16](ヒルド[1][2][7][16][18]) 戦[1]、闘い[16] [女][3]
原典版
概要
- エスターイェトランドの王ヘグニの娘。南スウェーデン王のグランマルと結婚した[1]
- ホグニの娘で、ヘジンに強奪される[16]
- サクソの第五書によると、ヒルド(Hilda)とヘジン(Hithinus)は相思相愛の若夫婦で、夫の戦死後にヒルドは夫恋しさのあまり夜ごとに魔法を使って戦死者たちの霊を呼び起こして戦闘にかりたてる[16]
- サガでは悲劇的な乙女として描かれるが、詩語法ではひどく好戦的な姿で描かれる。またエッダ詩集では、戦場の乙女ヴァルキュリヤの一人として挙げられる[16]
登場する文献と役割
巫女の予言
グリームニルの歌
詩語法
- ホグニ王の娘。ホグニ王が留守の間、他国の王ヘジンに捕らえられた。その後ハーエイにて、ヘジンを追ってきたホグニにヘジン王からの和解の提案を伝言するが、拒否された。結果ホグニ王とヘジン王は戦を行うが、ヒルドはその戦で戦死した者達を全て魔法で起こした為、王達は連日戦いを行い、それはラグナロクまで続くと言われている[2]
- ブリュンヒルドの別名[2]
ユングリンガサガ
ソルリの話とヘジンとホグニのサガ
- ホグニとヘルヴォルとの間に生まれた一人娘。女の中でもっとも美しく賢いといわれ、ホグニに非常に愛された。ところがゴンドゥルのビールにより正気を失ったヘジンによりさらわれ、ハーという島に連れて行かれてしまう。そこでヘジンとホグニが互いに戦い殺し合うことになったが、彼らにはゴンドゥルによって甚だ大きな魔力と悪意による呪いがつけられていたため、何度切り裂かれても再び立ち上がり、140と3年の年月の長きにわたって戦いあうこととなった。ヒルドは茂みの中に坐り、その戦いを眺めていたという[16]
ケニング
- ホグニの娘[2][7] [9]-61.(176)
- ヘジンの愛する女[7]
- ヒャズニングの女[7]
- 血管の血を最後の一滴までなくさんと欲する女神[16]
- 刀震わす女神[16]
- 血まみれの傷をば癒やす女神[16]
- 終りの勝利ゆるさぬ女[16]