Hildisvín[9](ヒルディスヴィーン[2])/Hildisvíni[13]
― hildr[3] 戦い[3]
原典版
概要
- 兜の上に輝く黄金の猪の像[1]
登場する文献と役割
ヒュンドラの歌
- 小人ダーインとナッビによって作られた、黄金の剛毛を持つ猪の名[1]
- 6節と7節におけるヒュンドラとフレイヤの会話内容から、ヒルディスヴィーニがフレイヤの恋人オッタルと関係がある(オッタルの変身した姿?)と解釈することもできる
6節:フレイヤに対するヒュンドラのセリフ
(略)
þú hefir ver þinn í valsinni,
Óttar iunga, Innsteins bur.
=あなたの夫であるインステインの息子の若いオッタルが、殺される途中(=ヴァルハラに向かい旅をしている)に、貴方は一緒にいた。
7節:それを受けたフレイヤのセリフ
(略)
þú qveðr ver minn í valsinni,
þar er gǫltr glóar, gullinbursti,
Hildisvíni, (略)
=あなたは、黄金の剛毛をもつ猪ヒルディスヴィーニが輝いたことを、私の夫が殺される途中(=ヴァルハラに向かい旅をしている)、などと言う。