九つの世界

原典版

概要

  • 北欧神話の世界観において、全世界を「九つの世界」と表現する場合がしばしばみられるが、その内訳については文献により様々な解釈がされている(九つの世界の内訳参照)

登場する文献と役割

巫女の予言

  • ユグドラシルは太古から存在し、九つの世界、九つの根を地の下に張りめぐらせている[1]

ヴァフズルーズニルの歌

九つの世界の内訳

九つの世界の内訳については、文献により様々な解釈がみられる。

[1]での一例

  1. アースガルズ……アース神の国
  2. ヴァナヘイム……ニョルズとその一族の国
  3. アールヴヘイム……フレイ神により支配される妖精の国
  4. スヴァルタールヴァヘイム……暗黒の妖精または小人の国
  5. ミズガルズ……人間
  6. ヨーツンヘイム……巨人族の国
  7. ムスペル……火の巨人スルトの支配する火の世界
  8. ニヴルヘル……死者の国
  9. 極北の世界

[15]での一例

  1. アスガルド……神々の国
  2. ヴァナヘイム……アサ神族とは別の、ヴァナと呼ばれる神族の国
  3. アルフヘイム……妖精の国
  4. スヴァルトアルフヘイム……小人の国
  5. ミッドガルド……人間の国
  6. ヨツンヘイム……巨人族が住む
  7. ムスペルヘイム……火の巨人スルトルが支配する
  8. ヘルあるいはニブルヘル……ヘルが支配する死人の国
  9. ニヴルヘイム……極北の世界。ヘルあるいはニブルヘルと続いているらしく、あまり区別がつかない

参考文献