グンロズ(グンレズ) Gunnlöð[9]、Gunnlǫð[13](グンロズ[2]) 原典版 概要 女巨人の名。詩の蜜酒を守っていたが、オーディンに誘惑されて蜜酒を飲まれてしまう[1] 登場する文献と役割 オーディンの箴言しんげん オーディンはグンロズの家で、忘却の青鷺の翼にがんじがらめにされたことがある[1](管理人注:記憶を失うほどに酔ったという意味) オーディンに騙され、蜜酒をひと飲みさせてしまう[1] 詩語法 巨人スットゥングの娘。詩の蜜酒を守るためにフニトビョルグで見張りに立つが、山に穴を空けて侵入したオーディンと三晩のあいだ床を共にし、蜜酒を三口飲むことを許してしまう[2] ケニング グンロズの名に関連するケニング オーディンを表すケニング グンロズの腕の大胆な重荷[2] ヨルドを表すケニング elju Gunnlaðar[9] グンロズのライバル[2] (eljur[9] 一人の男を共有にしている女[2]) フリッグを表すケニング elju Gunnlaðar[9] グンロズのライバル[2] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス. [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage.