ヴァン神族しんぞく(ヴァンル、ヴァニル、ヴアニル)

【単】Vanr[1](ヴァン[2][18]、ヴァンル[23]、ヴァンル神[1]) 光り輝く者[1]
【複】Vanir[1][3][12][16][22](ヴァニル[23]、ヴアニル[23]、ヴァニル神族[3]、ヴァン神族[16]

※文献によってまれに「ヴァ神族[15]」と表記されることもあるが、原文表記は「Vanr[1]」であるため、「ヴァ神族[1]」または「ヴァンル神族[1]」などと表記する方が本来の古ノルド語の発音に近い

原典版

概要

巫女の予言

シグルドリーヴァの歌

ギュルヴィたぶらかし

詩語法

ユングリンガサガ

ヴァン神族に関連するケニング

    フレイを表すケニング
    • Vanr[9] ヴァン[2]
    • Vanaguð[9] ヴァン神[2] (guð 神(キリスト教の) [男])[3]
    • Vananið[9] ヴァンの一族[2] (niðr 親族 [男])[3]
    フレイヤを表すケニング
    • Vanabrúðr[9] ヴァンの花嫁[2] (brúðr 花嫁 [女] 英語のbrideに相当)[3]
    • Vanadís[9] ヴァンのディース[2] (dís[9] 女予言者[2]
    • Vanagoð[9] ヴァン女神[2]
    ニヨルドを表すケニング
    • Van[9] ヴァン[2]
    • Vanaguð[9] ヴァンの神[2]
    • Vananið[9] ヴァンの一族[2]
    フノスを表すケニング
    • ヴァンの花嫁のしたたかなる娘[2] [9]-44.(110)
  • オーディン崇拝に対抗して登場しやがて同化されたという考えと、ヴァンル神が土着の神でそれをオーディン崇拝が攻撃し同化したという考えがある[1]
  • 農耕文化に属する古い土着のヴァンル神信仰が、外来の新しく好戦的なアース神族信仰によって征服された[4]

参考文献


新釈北欧神話版

第一章

女王グルヴェイグが率いる神族。
その正体は一周前の世界の生き残りであり、古代語を話す。
ヴァン神族の間では近親婚が通例であるためすべての者が遺伝的に近しく、みな大地色の肌に小麦色の髪という共通の見た目をもつ。
アース神族らに比べて文明、特に服飾の技術が高度に発達している。また、神族全員が生まれつき予知能力を持つ。

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用語を元ネタに用いた作品の一例