【単】Vanr[1](ヴァン[2][18]、ヴァンル[23]、ヴァンル神[1]) 光り輝く者[1]
【複】Vanir[1][3][12][16][22](ヴァニル[23]、ヴアニル[23]、ヴァーニル[25]、ヴァニール[26]、ヴァニル神族[3]、ヴァン神族[16]、ヴァナ神族[15])
原典版
概要
- アース神族と並ぶ二大神族。アース神族と初め戦い、人質などを取ったが、後に和解し、一つになった[1]
- アース神族とヴァンル神の和解は、ニョルズとその子フレイとフレイヤがアース神族の中に迎え入れられることにより成り立った[1]
- 所属する神々には、フレイ、フレイヤ、ニョルズ、ヘーニル(管理人注:人質として交換に出されたため)などがいる[1]
- 海神族[26]
巫女の予言
シグルドリーヴァの歌
ギュルヴィたぶらかし
詩語法
ユングリンガサガ
- ニョルズ、フレイ、フレイヤの出身国。ヴァン国では兄妹同士の結婚は合法であり、ニョルズは妹との間にフレイとフレイヤをもうけた[18]
- フレイヤはヴァン国で人々に魔法を教えていた[18]
- オーディンの侵攻に対してよく耐え、最終的に和平を結ぶこととなり、もっともすぐれたものとして裕福なニョルズとその息子フレイ、さらに自分たちの軍の中で一番思慮深い男クヴァシルを人質に送った。ところが、王にふさわしいという触れ込みでヴァンのもとに来たヘーニルが、ともにヴァンのもとにやってきたミーミルがいない場面で難問が持ち出されると決まって他者に決定を丸投げしていたため、人質交換でアースに欺かれたと感じたヴァンたちは、ミーミルの首を刎ねてアースの元へ送り返した[18]
参考文献
新釈北欧神話版
第一章
女王グルヴェイグが率いる神族。
その正体は一周前の世界の生き残りであり、古代語を話す。
ヴァン神族の間では近親婚が通例であるためすべての者が遺伝的に近しく、みな大地色の肌に小麦色の髪という共通の見た目をもつ。
アース神族らに比べて文明、特に服飾の技術が高度に発達している。また、神族全員が生まれつき予知能力を持つ。