Vǫlundr[3][13](ヴェルンド[1])/Velent[3](ヴェレント)[3] [男][3]
原典版
概要
ヴェルンドの歌
- フィン王の三男の名[1]
- 妖精の王と呼ばれる[1]
- 長兄にスラグヴィズが、次兄にエギルがいる[1]
- ウールヴダリルに家を建てて三兄弟で住んでいたが、近くのウールヴシアールでヴァルキューレのアルヴィトを見初め、連れ帰って妻にした。七年(九年?)後、アルヴィトは戦場を訪れるために飛び去り戻ってこなかった。二人の兄はそれぞれの妻を探しに旅立ったが、ヴェルンドはウールヴダリルに留まり、美しい腕輪をこしらえながら妻が帰ってくるのを待った[1]
- その後ウールヴダリルにやってきたニーズズ王に捕らえられ、腕輪を奪われ、さらに膝の腱を切られてセーヴァルスタズとよばれる沖の島に流され、王のために宝を鍛え続けた。やがて尋ねてきたニーズズ王の二人の幼い王子を殺害してその頭蓋骨で酒杯を作りニーズズ王に、目から作った宝石はその王妃に、歯からブローチを作ってベズヴィルドに贈り、さらに彼女を孕ませ、復讐を果たした[1]
ハムジルの歌
聖スヴェリン伝
- 511年頃の文献。ヴェルンドの伝説を謳ったものの中で最も古いもの。ルギール王妃ギソは二人の鍛冶屋を捕らえ、装飾品を作らせるが、好奇心から鍛冶屋の元を訪れた王子を殺すと脅され、折れて二人の鍛冶屋を釈放する[1]