ヴェルンド(ヴェールンド、ヴォルンド、ヴェレント、ヴェーレント、ヴィーランド)

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原典版

登場する文献と役割

語源・関連語

参考文献


Vǫlundr[3][13](ヴェルンド[1]、ヴェールンド[26]、ヴォルンド[32]
Velent[3](ヴェレント[3]、ヴェーレント[26]) [男][3]
(ヴィーランド[26]

原典版

概要

  • ゲルマンの伝説の鍛冶屋。Vaðiの子。スウェーデンウィルキヌスの孫[3]
  • ゲルマン族の間に古くから伝えられた伝統的な名工。極北の民フィン族の王の息子で三人兄弟の末っ子とされているが、ほかの伝承では、デンマークの王家の出となっている[26]
  • 名工ヴェルンドの伝説は全てのゲルマン種族の間に知られており、様々な伝説で語られている[1]
  • ゴトランド島のアンドレで見つかった石碑には、鍛冶屋ヴォルンドの伝説が描かれている[32]

ヴェルンドの歌

ハムジルの歌

聖スヴェリン伝

  • 511年頃の文献。ヴェルンドの伝説を謳ったものの中で最も古いもの。ルギール王妃ギソは二人の鍛冶屋を捕らえ、装飾品を作らせるが、好奇心から鍛冶屋の元を訪れた王子を殺すと脅され、折れて二人の鍛冶屋を釈放する[1]

シィーズレクスサガ

  • 小人のところで鍛冶をならったヴィーランド(ヴェルンド)は、ニドハッド王の王妃に足の腱を切られ、びっこになってしまう。弟の名射手エギルが射た鳥からヴィーランドは飛行翼をつくり、自らの元を訪れた二人の王子を殺し、その骨などからいろいろな物を作り、王に送る。腕輪の修理を頼みに来た王女バドヒルドを暴行し、王に復讐を告げたヴィーランドは翼に乗って去る[1]

参考文献

公開日:2019/08/06 18:17:01

最終更新日:2024/11/03 15:53:52

カテゴリー: 人名

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