フレイズ(フレイズラ、フレードラ) 原典版 概要 地名。デンマークのシェラン島の古代デンマーク王の居住地。今日のロスキレ付近のレイレ(ライロ[18])[1] 伝承によるとデンマークの王たちの居城のあったところとされ、出土品は八世紀に住宅地があったことを示している。現在は古代生活を再現した野外博物館がある[18] 登場する文献と役割 グロッティの歌 フェニヤとメニヤの見た未来によれば、フロージは軍勢に攻め入られ、フレイズの玉座や黄金の腕輪、神聖な石臼を失う、という[1] ユングリンガサガ ゲヴィウンとスキョルドが住み着いた土地の名。背後にはログとよばれる湖または海があり、そのフィヨルドはセールンドの岬と形が合うという[18] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [15] 山室静(2017)『北欧の神話』筑摩書房 [18] 谷口幸男(2008)『ヘイムスクリングラ-北欧王朝史(1)-』プレスポート