Sigurðr[3][9] 勝利の守り手[3] [男][3]
原典版
概要
- 北欧神話の英雄、最大の英雄。Volsung族の血をひく。Brynhildrと愛を誓うが、Guðrúnと結婚したため、悲劇が起こる[3]
- オーディンにより眠りの茨で刺されたブリュンヒルドを、愛馬グラニを駆って炎をこえ、求婚する[1]
- 一般的にドイツ語の「ジークフリート(Siegfried)」と混同されやすいが、言い伝えられる地域や文献、伝承の細部が異なり、厳密な同一人物ではない
ヒュンドラの歌
詩語法
- シグムンドの子で、ヴォルスングの孫。兄弟にシンフィョトリがいる。養父レギンに育てられた[2]
- 全ての王のうち、素性と力と勇気からして最も有名であるとされる。また、毒が効かない丈夫な硬い皮膚を持つ[2]
- 養父レギンに、その兄弟であるファーヴニルの持つ黄金を取りに行くようけしかけられ、レギンが作ったグラムという鋭い剣を持ってファーヴニルの元へ向かい、討ち果たす。さらにレギンに命じられてファーヴニルの心臓を焼いている際、焼き加減を確認するために心臓に指を触れたためやけどをし、とっさに指をくわえたことでファーヴニルの血を少し舐めてしまう。それにより鳥の言葉がわかるようになった彼は、レギンが自分をはめようとしていることを知ってレギンを殺害し、ファーヴニルの黄金と、アンドヴァリの呪いのかかった腕輪を手に入れた[2]
- グラニという馬を持つ[2]
- 山の上の一軒家で眠っていたブリュンヒルドという名のヴァルキュリヤの鎧を剣で切り取り、目覚めさせた[2]
- ギューキという王のもとへ長い間滞在し、ギューキの娘グズルーンを妻にし、またギューキの子グンナルとホグニと兄弟の誓いを立てた。グズルーンとの間には、シグムンドとスヴァンヒルドという二人の子をもうけた[2]
- グンナルの妻にブリュンヒルドをもらい受けるため、グンナルとホグニ共に、ブリュンヒルドの兄であるアトリ王の元へ向かう。ブリュンヒルドは館を囲む炎を馬でこえる勇気ある者しか夫にしないと誓いを立てていたが、グンナルの馬は炎をこえる勇気が無かった為、グンナルの影武者として炎をこえた。そしてブリュンヒルドと夫婦となり、彼女へアンドヴァリの呪いのかかった腕輪を与えた。再度グンナルと入れ替わり、ブリュンヒルドを故郷のギューキの所へ連れ帰った。その後グズルーンが影武者の件をブリュンヒルドにばらした事で、ブリュンヒルドにけしかけられたゴットホルムに殺害される。その際、グラムを放ってゴットホルムの胴体を真っ二つにした。その後、三歳になるシグムンドという息子も殺され、自害したブリュンヒルドと共に火葬された[2]
- アースラウグという娘がおり、そこから偉大な一族が発している[2]