ヨルムンガンド(イェルムンガンド、イェルムンガンドル)

– 目次 –

原典版

登場する文献と役割

ケニング

参考文献

用語を元ネタに用いた作品の一例


※当記事には『新釈北欧神話』におけるネタバレが反転して記載されています


jǫrmungandr[3]、Jörmungandr[9][12]、iormungandr[13](イェルムンガンド[1][2]、ヨルムンガンド[1][2]) 世界の棒[3] [男][3]
 ― gandr[3] 魔法の杖、魔法[3] [男][3]

原典版

概要

巫女の予言

  • 世界の終末のおり、トールと戦うが相打ちとなった[1]

ヒュミルの歌

  • ヒュミルと共に釣りに出かけたトールの釣り糸に食いつくが、頭に槌で一撃を加えられ、海に沈んだ[1]

ギュルヴィたぶらかし

  • ロキと女巨人アングルボザとの間に生まれた子供の名。大きな蛇の姿をしている。兄弟にフェンリスウールヴヘルがいる。この兄弟が神々に大変な災難と不幸を起こすことを知ったオーディンの命によって捕らえられ、大洋に投げ込まれた。海の中でもさらに成長し、自分の尻尾を咥え、大地を取り囲んでいる[1]
  • トールウートガルズで片足を持ち上げた灰色の猫の正体。ウートガルザ・ロキ王の魔法で猫の姿になっていた。後日トールが(管理人注:恥をかかされた復讐をするため)、ヒュミルの飼っているヒミンフリョートという牛の頭を餌にミズガルズの大蛇を釣り上げ、槌を投げてその頭を切り落としたが、この蛇はまだ生きていると考えられている[1]
  • ラグナレクの際には空中と海をおおわんばかりに毒を吹き出しながら、狼のそばにつき、ヴィーグリーズにやってくる。トールと戦い殺されるが、トールもまた大蛇が吹きかけた毒のため、九歩その場から引き下がったところで大地に倒れて死ぬ[1]
  • Miðgarðsormr[12]、Miðgarzormr[3] ミズガルズの大蛇[2]ミズガルズの蛇[2]ミッドガルド[3] [男][3] [9]-11.(51) (miðgarðr 人間の世界)[3](ormr 蛇 [男])[3] 
  • 山羊の主(トール)の巨魚[2] [9]-11.(54)
  • 船の道(海)の留金[2] [9]-11.(51)
  • 全大地をとりまく帯[2] [9]-11.(43)
  • 大地の魚[2] [9]-11.(47)[9]-11.(49)
  • 大地の帯[1]
  • 大地の紐[1]
  • 大地の網の紐[2] [9]-59.(148)
  • すべての国々を包む紐[2] [9]-76.(282)
  • 大地の輪[2] [9]-11.(45)
  • 大地をとりまくもの[2] [9]-9.(24)
  • 大地をとりまく魚[2] [9]-11.(48)
  • 毒蛇[1]、毒の蛇[2]
  • ヴォルスングの飲物(毒)の身をくねらせるうなぎ[2] [9]-51.(114)
  • 狼の兄弟[1]

ヨルムンガンドの名に関連するケニング

    トールを表すケニング
    ロキを表すケニング
    • föður Jörmundgands[9] ヨルムンガンドの父[2] (fǫður faðir(父)の属格)[3] [9]-23.
    • föður Miðgarðsormr[9] ミズガルズ大蛇の父[2] [9]-23.

参考文献


用語を元ネタに用いた作品の一例