ヨーナクル(ヨーナク) Jónakr[9](ヨーナクル[2]、ヨーナク[1]) 原典版 概要 グズルーンの第三の夫。語源的にはロシヤ語のjonakû?(若い勇士、貴公子)(管理人注:јунакのこと?)に関係があるとされる[1] 登場する文献と役割 シグルズの短い歌 アトリ殺害後のグズルーンが身投げして流れ着いた国の王。そこでグズルーンはヨーナクとの間に息子を生んだ[1] グリーンランドのアトリの詩 アトリを討った後のグズルーンが入水して流れ着いた先の国の王。グズルーンを娶り、間にセルリ、エルプ、ハムジルをもうけた。また、ヨーナク王のもとではグズルーンとシグルズとの間の娘スヴァンヒルドが養育されていた[1] グズルーンの扇動 海に身投げをして死にきれなかったグズルーンは、ヨーナクとの間に嫡子を生んだ[1] ハムジルの歌 グズルーンとの間に、ハムジルとセルリをもうけた[1] 詩語法 アトリ王を殺害したのち海に身投げしたグズルーンが漂着した国の王。グズルーンを妻にめとり、ソルリ、ハムジル、エルプという三人の息子をもうけた[2] ケニング ヨーナクの名に関連するケニング ハムジルを表すケニング ヨーナクの息子[1] セルリを表すケニング ヨーナクの息子[1] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス.