ガルム Garmr[1][3][12][13](ガルム[1][25][26]) 吠える者[3] [男][3] 原典版 概要 ヘルの犬[1] 地獄の犬[3] 登場する文献と役割 巫女の予言 (ラグナロクの始まる折、)グニパヘリルの前で激しく吼える[1] グリームニルの歌 犬のうち最高のもの[1] バルドルの夢 オーディンがヘルに向かった際に現れた一頭の犬=ガルムであるといわれる[1] ギュルヴィたぶらかし 犬のうちで最高のものといわれる[1] グニパヘリルの前で縛られている犬の名。最も恐るべき怪物で、ラグナレクのおりに自由の身になり、チュールと戦い相討ちになる[1] ケニング ガルムの名に関連するケニング 火を表すケニング glóða garmr[22] 灼熱のガルム[18] (glóð[12] 火[6]) 語源・関連語 gramr(怒れる者)から出来た語であると考えられる[1] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [6] 谷口幸男(2002)「スノッリ・ストゥルルソン『エッダ』「序文」と「ハッタタル(韻律一覧)」訳注(1)」『大阪学院大学国際学論集』(13(1) (通号 25))p.203~230,大阪学院大学国際学学会 [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. [18] 谷口幸男(2008)『ヘイムスクリングラ-北欧王朝史(1)-』プレスポート [22] N. Linder og H. A. Haggson(http://heimskringla.no/wiki/Heimskringla)2022年3月27日アクセス. [25]P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店 [26]山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ