フロージ

Fróði[9]

原典版

概要

  • 伝説的なデンマークの王[1]

登場する文献と役割

フンディング殺しのヘルギの歌Ⅰ

  • フロージの平和(Fróðafrið[13])との記述がみられる[1]

詩語法

  • フリズレイヴ王の息子の名。スキョルドゥング一族。父王の死後、その後をついでゴットランド(現在のデンマーク)を支配した。北方の国々の全ての王のうち最も権勢のある王であった。彼が国を支配している時代は、他人を傷つける者や盗賊、泥棒などがなく平和だったため、北欧語で平和はフロージにちなんで『Fróðafrið[9] フロージの平和』と呼ばれる[2]
  • フィョルニル王が催したスウェーデンでの宴会を訪れた折、フェニヤメニヤという二人の側女を買った。そして彼女らに、グロッティという石臼で黄金の粉と平和と幸福を挽かせた。やがて彼女らが軍隊を挽きだした頃、ミューシングという海王に攻め込まれ殺害された[2]

ケニング

フロージの名に関連するケニング

    黄金を表すケニング

参考文献

  • [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社
  • [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部
  • [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス.
  • [10] 谷口幸男(1983)「スカルド詩人とケニング」『レトリックと文体―東西の修辞法をたずねて』(古田敬一編)p.183~209,丸善

公開日:2020/01/15

最終更新日:2020/01/22

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