ヴァルキューレ(ヴァルキュリヤ、ワルキューレ)

Valkyria[1]、valkyrja[3] 死者を選ぶ者[1]、死せる英雄を選ぶ者[3] [女][3]
 ― kjósa[3] 選ぶ[3] 英語のchooseに相当[3]

原典版

概要

  • オーディンの侍女[3]
  • オーディンにつかえる武装した乙女らで、馬を駆り、戦場で倒れた勇士たちを天上のヴァルハラへ導く[1]
  • ヴァルキューレのイメージは、人間の守護霊フュルギヤから派生していると考えられる。それが英雄の恋人となり、最終的に戦の神であるオーディンの使い姫になったと考えられる[1]
  • 白鳥をはじめとした様々なものに化身することができる[1]

巫女の予言に出てくるもの

グリームニルの歌に出てくるもの

    オーディンに角杯を運ぶもの

    戦士らに麦酒を運ぶもの

    • Sceggiǫld[1][13]、Skeggǫld[3](スケッギョルド[1]) 斧の時代[1]、手斧の時代[3] [女][3] (ǫld 時代、人類 [女])[3]
    • スケグル[1]
    • ヒルド[1]
    • Þrúðr[1][13](スルーズ[1]) 強きもの[1]
    • Hlǫcc[1][3](フレック[1]) 武器をがちゃつかせるもの[1]
    • Herfiǫtur[1]、Herfiotur[13](ヘルフィヨトゥル[1]) 軍勢の縛め[1]
    • Gǫll[1][13](ゲル[1]) 騒がしきもの[1] (göll[9] 高声[2]
    • Geirǫlul[1][13](ゲイレルル[1]) 槍を持って進むもの[1] (geirr 槍)[1]
    • Randgríð[1][13](ランドグリーズ[1]) 楯を壊すもの[1]
    • Ráðgríð[1][13](ラーズグリーズ[1]) 計画を壊すもの[1]
    • Reginleif[1][13](レギンレイヴ[1]) 神々の残されたもの[1] (Reginn 神、神々 [中])[3]

ヴェルンドの歌に出てくるもの

フンディング殺しのヘルギの歌にでてくるもの

カーラの歌に出てくるもの

詩語法に出てくるもの

  • ゲンドゥル[2]
  • スケグル[2]
  • グン[2]
  • ブリュンヒルド[2]
  • フリスト[2]
  • フロック[2]
  • ロータ[2]
  • 剣の女神[2]

ヴァルキューレに関連するケニング

    剣(sverð)を表すケニング

    • ヴァルキュリヤの火[2]、Gunnar hyrr[10]グン(ヴァルキューレ)の焔[10] (Hyrr[9] 火の同義語[2]

    楯(skjöldr)を表すケニング

    • ヴァルキュリヤの道[2]
    • ヴァルキュリヤのテント[2]
    • ヴァルキュリヤの壁[2]

    鎧(brynja)を表すケニング

    • ヴァルキュリヤの服[2]

    鴉(hrafn)を表すケニング

    • ○○(ヴァルキュリヤの名)の鵞鳥[2]、○○(ヴァルキュリヤの名)の白馬[2]

    戦い(orrosta)を表すケニング

    • veðr valkyrju[9]ヴァルキュリヤの嵐[2]、Gunnar hlíð[10]グン(ヴァルキュリヤ)の嵐[10] (Veðr[3][9] 天気、風[3] 英語のweatherに相当[3] [中][3]
    • ヴァルキュリヤの雪嵐[2]
    • gný valkyrju[9] ヴァルキュリヤの喧噪[2] (gnýr[9] 喧噪[2])(gnýja ざわめく [自])[3]
    • ヴァルキュリヤの騒ぎ[2]
    • ヴァルキュリヤのどよめき[2]

    女を表すケニング

    • 民会の○○(ヴァルキュリヤの名)[2]
    • 蜜酒の○○(ヴァルキュリヤの名)[2]
    • silki-Gunnr[10] 絹のグン[10]
  • [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社
  • [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部
  • [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林
  • [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス.
  • [10] 谷口幸男(1983)「スカルド詩人とケニング」『レトリックと文体―東西の修辞法をたずねて』(古田敬一編)p.183~209,丸善
  • [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage.

公開日:2019/10/31

最終更新日:2020/01/13

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