メニヤ(メニァ)

Menja[9]

原典版

概要

登場する文献と役割

詩語法

  • スウェーデンでの宴会にフロージ王が訪れた際に、フェニヤと共に買った側女のうちの一人。身体が大きく力が強い。フロージ王に命じられ、グロッティという石臼で黄金の粉と平和と幸福を挽いた。その際、カッコウが沈黙する間か、静粛が詩の朗唱を許す間以上の休息や睡眠は与えられなかった。石臼を挽く間に『グロッティの歌』とよばれる歌を朗唱したといわれる。歌を終えないうちに石臼から軍隊を挽き出したため、ミューシングという海王が攻めてきてフロージ王を殺害し、グロッティをはじめとする多くの分捕品と共にメニヤも捕らえられた。その後はミューシングに命じられて塩を挽いたが、あまりに多くの塩を挽くように命じられたため石臼を積んだ船が沈んだ。このとき石臼の穴に海水が入ったところが海の渦となり、また大量の塩が溶けたことで海が塩辛くなったと言われる[2]
  • 未来が読める[2]

参考文献

  • [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部
  • [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス.
  • [10] 谷口幸男(1983)「スカルド詩人とケニング」『レトリックと文体―東西の修辞法をたずねて』(古田敬一編)p.183~209,丸善

公開日:2020/01/15 カテゴリー: 人名