ミョルニル

– 目次 –

原典版

登場する文献と役割

ケニング

参考文献

用語を元ネタに用いた作品の一例


※当記事には『新釈北欧神話』におけるネタバレが反転して記載されています


Miǫllnir[1]、Miollnir[13]、Mjölnir[12](ミョルニル[1][2]) 粉砕するもの[1]

※固有名詞であるMjölnir(ミョルニル)ではなく、単にhamarinn、hamar(槌)と表記されることが多い

原典版

概要

  • トールの武器の槌。花嫁を浄める為に用いるなど、祭儀的な役割ももつ[1]
  • 豊穣のシンボルと考えられる。また、男性のシンボルとも解釈できる[1]

ヴァフズルーズニルの歌

ヒュミルの歌

ロキの口論

スリュムの歌

  • スリュムによって盗まれ、地下に隠される。そののちトールにより取り戻された[1]
  • 花嫁を浄める為に使われ(ようとし)た[1]

ギュルヴィたぶらかし

詩語法

  • 小人シンドリブロッグによって鉄から作られた鎚(この場面では名前は出ておらず単にhamarinn(槌)とだけ)。何に対しても好きなように強く打つことができ、決して壊れることはなく、投げたら必ず当たり、手に戻ってこないほど遠くへ飛んでいくことは決してない。また、肌着の中に隠しておけるほど小さくなる。しかし、鍛造途中にロキが邪魔をしたため、取っ手がかなり短いという欠点がある[2]
  • ロキゲイルロズに命を助けてもらう代わりに、トールを槌も力帯ももたずに屋敷に連れて行くよう誓った[2]

ミョルニルの名に関連するケニング

    トールを表すケニング
    • stýrandi Mjöllnis[9] ミョルニルの支配者[2] [9]-11.
    • eigandi Mjöllnis[9] ミョルニルの所有者[2] (eiga 所有 [女])[3](eignask 所有する)[3] [9]-11.

参考文献


用語を元ネタに用いた作品の一例