Hamðir[9][13](ハムジル[1][2][6][16])
原典版
グリーンランドのアトリの詩
グズルーンの扇動
- 【Hamðir inn hugomstóri[13](剛勇のハムジル)】と呼ばれる。グズルーンの息子。グズルーンに扇動され、イェルムンレクに殺された姉の復讐のためゴートの国に旅立った[1] (hugr 心、勇気、感覚 [男])[3](stórr 大きな [形])[3]
ハムジルの歌
- 【Hamðir inn hugomstóri[13](剛勇のハムジル、高潔なハムジル)】と呼ばれる。グズルーンとヨーナクとの間の息子。ギューキの孫にあたる。フン族。グズルーンに、姉スヴァンヒルドの復讐をそそのかされ、兄弟のセルリ、腹違いの弟エルプと共にイェルムンレクのもとに向かった。イェルムンレクの手足を切り取って火の中に投げ込んだものの、道中エルプを殺害してしまっていたためとどめが刺せず、投石による反撃にあい、館の後ろで死んだ[1] (hugr 心、勇気、感覚 [男])[3](stórr 大きな [形])[3]
詩語法
- ギューキ王の娘でシグルズの妻であるグズルーンとヨーナクル王との間に生まれた息子の名。同じく兄弟にソルリ、エルプがいる。ほかのニヴルング族の者と同じく、髪色が鴉のように黒い[2]
- スヴァンヒルドがヨルムンレク王に殺害されたことで、その復讐を母にけしかけられる。しかしその際大変憎々しげな言葉で送り出されたため腹を立て、ヨルムンレク王の下へ向かう途中、母が一番かわいがっていた末弟のエルプを殺害した。その後ヨルムンレク王の所にたどり着いて寝込みを襲うが、首を切り落とす役目だったエルプがいなかったために王を即死させることはできず、王の家臣の反撃に遭う。母からどんな鉄も通らない兜と鎧を与えられていたため武器では傷を負うことはなかったが、投石により死亡した。これによりギューキの一族とその末裔全てが死亡した[2]