Óttar[13]、Óttarr[22](オッタル[1][18])
原典版
概要
ヒュンドラの歌
- ヒュンドラにより、オッタルの一族の名が列挙されるのがこの歌の主な内容である
- インステインの子[1]
- アンガンチュールと外国の金属(黄金)を賭けた[1]
- 6節と7節におけるヒュンドラとフレイヤの会話内容から、ヒルディスヴィーニがフレイヤの恋人オッタルと関係がある(オッタルの変身した姿?)と解釈することもできる
6節:フレイヤに対するヒュンドラのセリフ
(略)
þú hefir ver þinn í valsinni,
Óttar iunga, Innsteins bur.
=あなたの夫であるインステインの息子の若いオッタルが、殺される途中(=ヴァルハラに向かい旅をしている)に、貴方は一緒にいた。
7節:それを受けたフレイヤのセリフ
(略)
þú qveðr ver minn í valsinni,
þar er gǫltr glóar, gullinbursti,
Hildisvíni, (略)
=あなたは、黄金の剛毛をもつ猪ヒルディスヴィーニが輝いたことを、私の夫が殺される途中(=ヴァルハラに向かい旅をしている)、などと言う。
ユングリンガサガ
- エギル王の息子。エギルの後を継いでスウェーデンを治めた。エギルとは違いデンマークのフロージ王との仲が悪く、エギルがフロージに約束していた貢納を拒否した。それに怒ったフロージがスウェーデンに攻め込んできたため、そのすきに自身はデンマークに進攻し、西のエイラルスンドから南のユトランドまで航行し、リムフィヨルドに停泊してヴェンディルを荒らしまわった。それを聞いたフロージの候ヴォトとファステイがリムフィヨルドに現れて交戦し、オッタルは臣下の大部分とともに戦に倒れた。その死体は丘の上におかれ、獣や鳥の引き裂くに任せられた。そしてデンマーク人たちは木の鴉をつくってスウェーデンに送り届け、オッタル王はこれよりも値打ちがないと言わせた。そのためスウェーデン人たちはオッタルを<vendilkráku[22](ヴェンディル鴉[18])>と呼ぶようになった。オッタルの死後はその息子アジルスが国を継いだ[18] (krákr[9] 鴉の同義語[2])
- ネクヴィ[1](Nǫcqvi?):ナンナの親[1] (管理人注:オッタルから見て母方の高祖父母にあたる)
- ナンナ[1]
- クリュプ[1](Klyppr?):ケティルの親[1] (管理人注:オッタルからみて母方の高祖父母にあたる)
- ケティル[1](Ketill[13]):クリュプの嫡子。オッタルの母の祖父[1] (管理人注:オッタルからみて母方の曾祖父にあたる)
- フロージ[1]
- カーリ[1](Kári[13])
- アールヴ[1]
- ブロッド[1]
- ヘルヴィル[1]
- イーソールヴ[1](Ísólfr[13]) エルモーズ(Ǫlmóðs[13])の子[1]
- アーソールヴ[1](Ásólfr[13]) エルモーズの子[1]
- スクールヒルド[1](Scúrhildr?) スケッキル(Sceccil?)の娘[1] (skúr 雨、夕立 [女] 英語showerに相当)[3](hildr 戦い)[3]
- 梁のグンナル[1]
- あくびのウールヴ[1]
- 鋤作りグリーム[1](Grímr arðscafi[13])
- 鉄楯のソーリル[1](iárnscioldr Þórir[13])(járn 鉄 英語iron、独語Eisenに相当)[3](skjǫldr 楯 英語shieldに相当)[3]
- ブーイ[1](Búi[13])
- ブラーミ[1](Brámi[13])
- バリ[1](Barri[13])
- レイヴニル[1](Reifnir[13])
- ティンド[1](Tindr[13])
- チュルヴィング[1]
- ハッディンギャル[1]兄弟(tveir Haddingiar[13])
- アーニ[1](Áni[13]) アルングリーム(Arngrímr?)とエイヴラ(Eyfura?)の子[1]
- オーミ[1]