シンドリ Sindri[1][3][12][16](シンドリ[1][2][16][25][26]) 偽造者[1] 原典版 概要 小人の名[3] シンドリ<ヴィーキング>(Sindri víkingr[16])。スヴェイギルの息子の名。綽名のヴィーキングは、海の猛者の意味[16] 登場する文献と役割 巫女の予言 ニザヴェリルの上に、シンドリ一族の黄金の館が建っている[1] ギュルヴィたぶらかし ニザフィヨルの上にある館の名。天と地と全世界が焼け、神も戦士も人々も残らず死んだその後に人々が住む場所のうちの一つ。赤い黄金から造られており、この館には善良潔白な人のみが住めるといわれる[1] 詩語法 小人。ブロッグの兄弟。ロキと賭けをし、黄金の剛毛を持つ猪と腕輪ドラウプニルとミョルニルを作り上げた。その結果、ミョルニルが巨人への備えとして最も優れていると判断され、賭に勝ち、賠償としてロキの唇をヴァルタリという糸で縫い合わせた[2] ソルリの話とヘジンとホグニのサガ エルヴァルスケルの水軍王ハーキの息子。<強者>ソルリとその兄弟エルレンドと戦うが、全軍と共に打ち倒された[16] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [16] 菅原邦城(1978)「<翻訳> ソルリの話とヘジンとホグニのサガ」『大阪外国語大学学報』(41)P.111~P.130,大阪外国語大学 [25]P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店 [26]山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ