Heðinn[1][9][13](ヘジン[1][2][7][16]) 獣皮、皮製の服[1]
原典版
登場する文献と役割
ヒョルヴァルズの子ヘルギの歌
- ヒョルヴァルズ王とその四人の妻のうちの一人アールヴヒルドとの間に生まれた息子の名。ヘルギの弟。ある日ユルの祭りの前の晩、森で女巨人に出会い同行を申し出られたが、断ったところ、この償いは宣誓の杯をあげるときにつけてもらうと言い残して女巨人は消えた。その夕方の宣誓の行事で、ヘジンは、兄ヘルギの愛人スヴァーヴァを手に入れることを誓ってしまう。自らの死を予感していたヘルギは、アールヴ王との決闘に倒れた際に、ヘジンに嫁ぐようにとスヴァーヴァを説得し、ヘジンはヘルギの復讐を遂げることを誓った[1]
詩語法
- ヘジン・ヒャルダランソン(Heðinn Hjarrandason[9])。王の名。ホグニ王の留守中に国に攻め入り、その娘であるヒルドを捕虜としてとらえた。逃亡先のハーエイにてホグニ王に追いつかれたためヒルドを遣わして和解を提案するが、拒否された。結局ホグニ王との間にヒャズニンガヴィーグという戦を始め、一日中戦うが、夜になるとヒルドが戦死者を魔法で起こすため、王達は翌日もその翌日も戦い続け、その戦いはラグナロクまで続くと言われている[2]
ケニング
ヘジンの名に関連するケニング
- ヘジンの愛する女[7]