Heimdallr[3][9][13][22](ヘイムダル[1][2][6][10][18][25][26]) 世界の花[3] [男][3]
― heimr[3] 国、世界[3] [男][3] 英語homeに相当[3]
― dallr[3] ギリシア神話のthállōに相当[3]
原典版
概要
- アース神の一員。生成の神ともいわれる[1]
- 光の神、Asgarðrの門番。角笛で迫り来る危険を神々に知らせる。人類の祖先[3]
- 神々の見張り役で、ビルレストのそばにヒミンビョルグという宮殿をもち、そこから全世界を眺めている[1]
- ラグナレクにおいてはロキと戦い、相打ちになる[1]
巫女の予言
ロキの口論
スリュムの歌
リーグの歌
- アース神の一人。この歌ではリーグを名乗り、人間の屋敷を渡り歩いて、奴隷や自由農民(、貴族)の一族が生まれるきっかけとなった[1]
- 貴族の一族であるヤルルに自らの名を与え、わが子と呼び、ルーネを教え、世襲財産や古い所有地を与えた[1]
詩語法
ギュルヴィたぶらかし
- hvíti-áss[12](白いアース)とも呼ばれている、偉大で神聖な神。九人姉妹の乙女たちがこの神を男子として産み落とした。歯が黄金からできているため、Hallinskíði[12](ハリンスキージ)とも、Gullintanni[12](グリンタンニ)とも呼ばれている。神々の見張りで、山の巨人らから橋を守るためにビフレストの近くのヒミンビョルグに住む。鳥よりも睡眠を必要とせず、夜でも昼でも100マイル(管理人注:約161km。大阪→名古屋より少し先くらい)離れたところまで見え、地面の草の生長する音や羊の毛が伸びる音までももらさず聞き取れる。グルトップという馬をもつ。ギャラルホルンというラッパをもっていて、彼の吹き鳴らす音は世界の隅々まできこえる[1]
- ヘイムダルの剣はhöfuð manns[14](頭)と呼ばれている[1] (hǫfuð 頭、首 [中] 英語headに相当)[3](mann maðr(男、人)の対格)[3]
↑の一文は[12]にはなし。[14]にはあり - バルドルの火葬に参加するため、Gulltoppr[12](グルトップ[1])という馬に乗ってやってきた[1]
- ラグナレクのおり、立ち上がってギャラルホルンを吹く。そしてロキと戦い、相討ちになる[1]
詩語法
- 人間の頭で討たれた[2]
- ウールヴ・ウガソンの家の賛歌によれば、ヴァーガ岩礁とシンガ岩にて、ブリーシンガメンの腕輪をめぐってロキと争った。その際、二人はあざらしの姿に変身したといわれる[2]
ユングリンガサガ
- 八と一名の母より生まれし獰猛なる息子[2][10] [9]-23.(64)
- son níu mæðra[9] 九人の母の子[2] (sonr 息子)[3](níu 9 [数])[3] [9]-15.
― ヘイムダルは九人の巨人の娘から生まれたといわれる。この娘というのは波を意味し、ヘイムダルは波間から上ってくる曙光であると解釈されている[1] - mensækir Freyju[9] フレイヤの首輪の探し手[2] [9]-15.
- Loka dólg[9] ロキの敵[2] (dólgr[9] 仇[2]) [9]-15.
- 神々の道の番人[2][10] [9]-23.(64)
- hvíta ás[9]、hvíti-áss[12] 白いアース[1][2] (hvítr 白い [形] 英語whiteに相当)[3](áss アース神族 [男])[3] [9]-15.
ヘイムダルの名に関連するケニング
参考文献
新釈北欧神話版
第一章
超長距離『探知』能力を持つ、ヴァンの少年。
グルヴェイグを強く信奉しており、その命令に従うためには強引な手段をとる。
生まれつき視力が悪く、魔力が使えない。