シャールヴィ(チャールヴィ、チャルフィ、チアルフ、スィアールヴィ) – 目次 – 原典版 登場する文献と役割 ケニング 参考文献 Þjálfi[9][12](シャールヴィ[2]、チャールヴィ[2]、チャルフィ[25]、チアルフ[26]、スィアールヴィ[1]) 原典版 概要 トールの召使い[1] 登場する文献と役割 ハールバルズの歌 トールに同行してフレーセイに赴くが、女のベルセルクに追い払われた[1] ギュルヴィたぶらかし トールが旅の途中に宿を取った百姓の家の息子の名。レスクヴァの兄。夕食の際、トールの忠告を守らずに山羊の腿の骨をナイフで切り裂き、髄までこじ開けてしまった結果、山羊の一頭がびっこになってしまい、トールの怒りを買う。怒り狂ったトールに命乞いをし、レスクヴァと共にトールの召使となり、東のヨーツンヘイムへの旅に同行した。やがてウートガルズとよばれる城市へたどり着き、その地を治める王ウートガルザ・ロキに一芸を披露するように言われ、皆のうちで一番足早だったスィアールヴィがフギと呼ばれる少年と駆け足の勝負をしたが、三回中三回とも敗北した[1] 詩語法 トールと巨人フルングニルとの決闘の場面に同行し、巨大な人間モックルカールヴィをたおす[2] ケニング ヴロスカの弟[2] [9]-11.(44) シャールヴィの名に関連するケニング トールを表すケニング dróttinn Þjálfa[9] シャールヴィの主人[2] (dróttinn 主人、領主 [男])[3] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス. [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [25] P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店 [26] 山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ