スノリのエッダ

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著者

収録内容

訳本

参考文献


古詩を引用し、神話や英雄伝説を語りながら、詩語の引用や韻律を解説した詩学入門書。十三世紀に、スノリによってアイスランドで記された。[1]
写本の一つCodex Uppsaliensisに、【この書物は『エッダ』と呼ばれる。スノリがこの順序にまとめた】と記されていたことから、著者と書名が判明している。[1]
古エッダとの区別のために、”新エッダ”または”散文のエッダ”と呼ばれることもある。

  • スノリ・ストルルソン(1178-1241)[1]
  • 幼時を当時学芸の中心であったオッディですごし、後に西のボルグの首長になり、歴史家、法律家、詩人としても名声を高めたが、後に政争に巻き込まれ、殺害された[1]
  • 代表作に『エッダ(スノリのエッダ)』『ヘイムスクリングラ』がある[1]
  • ※エギルのサガをスノリの著作とする説もあるが、根拠が無い(ネッケル)[1]

序文

  • ゲルマン人の神オーディンについて、神話史実説的解釈を行ったもの[2]
  • スノリの筆であることが疑われることもある[2]

ギュルヴィたぶらかし[1]

  • Gylfaginning[1] (Gylfi 伝説上のスウェーデンの王)[3](「ginnung」には「惑わし・欺き・嘲り」の意味が含まれる)[4]
  • 成立年代:早くとも1225年頃[1]
  • ケニングを扱うために必要な知識として、神話の概観を述べたもの[1]
  • ギュルヴィ王が古い神々について知りたいと思いアースガルドに赴き、三人の神々に出会って神話について語り合う[1]

詩人のことば(詩語法)[1]

  • Skáldskaparmál[1] (skald 詩人)[3](skapa 創造する)[3](mál ことば、事柄、契約 [中])[3]
  • 成立年代:早くとも1225年頃[1]
  • 詩語、とりわけケニングの説明を述べた教科書的なもの[1]
  • 海神エーギルと詩の神ブラギの対話という枠によって、神々の冒険や詩について語らせながら、ケニングの成立を教える[1]

韻律一覧[1]

  • Háttatal[1]
  • 成立年代:1222~3年[1]
  • 二つの自作詩「ハーコン・ハーコナルソンへのための頌歌」と「スクリ候のための頌歌」を例に挙げて様々な韻律のバリエーションを示し、若い詩人への詩形の模範を示したもの[1]
  • スカルド詩の韻律を徹底的に示すための理論が記されている[1]