ディーアル

Díar[9][22](ディーアル[18]、ディアール[2]) 司祭[18]

原典版

登場する文献と役割

詩語法

  • 神を表す同義語・名称[2]

ユングリンガサガ

  • アースガルズの供犠所で供犠を主宰する十二名の神殿司祭たちのこと。dróttnar[22](ドゥロートナル)ともいう。すべての民衆は彼らに奉仕し、敬意を表さなければならなかったという[18] (dróttinn 主人、領主 [男])[3](dróttning 女王、王妃 [女])[3]
  • 箇所によっては、単にhofgoðar[22](神殿司祭、神殿のゴジ)[18]と記載される (hof [中] 神殿(異教の))[3](goð 神(異教の) [中])[3]
  • 人質交換のためヴァンのもとからアースの元へ送られたニョルズフレイは、オーディンによって供犠の司祭に任じられ、アースの人々のディーアルになった[18]
  • オーディンは神殿のゴジらすべてに、シグトゥーナの広大な居住地を分け与えた[18]
  • のちに全てのディーアルと民衆は、オーディンと共にアースガルズを去り、新たな国土を求めて旅立った[18]
  • オーディンとその神殿の司祭たちはljóðasmiðir[22](歌謡鍛冶)と呼ばれている[18] (smiðr 鍛冶屋 [男] 英語のsmithに相当)[3]
  • オーディンは自身の知る術の大部分を供犠司祭たちに教えたため、彼らは知識と魔法のすべてにおいてオーディンに次ぐ存在となり、人々はオーディンと十二人の首長らを神と呼び、その後も長く信仰をつづけたという[18]

参考文献