Jörmunrekkr
原典版
概要
- 四世紀後半の東ゴート王エルマナリクス(エルマナリヒ)がモデルとなっている。サールスとアンミウス兄弟が、姉のスニルダの復讐をせんとして王に重傷を負わされた話が、ヨルダーネスの書に描かれている[1]
登場する文献と役割
ヒュンドラの歌
詩語法
- 王の名。シグルドとグズルーンとの間の娘であるスヴァンヒルドの美しさを聞きつけ、自身の求婚のため息子のランドヴェールを遣わした。ランドヴェールが『老いたヨルムンレク王より若いランドヴェールの方がスヴァンヒルドにふさわしい』というビッキ候の忠告を気に入ったため、捕らえて絞首刑にした。その後、森の狩りから帰る際、スヴァンヒルドが座って髪を洗っているのを見つけて馬で蹴り殺した[2]
- グズルーンがスヴァンヒルドの復讐のため遣わした息子のソルリ、ハムジル、エルプ(エルプは道中で死亡)によって手足を切り落とされるが、返り討ちにした。これによりギューキ一族の血統は途絶えることになった[2]