Iormunreccr[13](イェルムンレク[1]、ヨルムンレク[2])
原典版
概要
- 六世紀のゴート人史家ヨルダーネスによると、四世紀後半の東ゴートの王エルマナリクス(エルマナリヒ)(イェルムンレク)は、フン族の攻撃が迫ったとき、ソロモーン候の裏切りに会い、その見せしめに候の夫人スニルダを荒馬の馬蹄にかけ殺した。姉スニルダの仇を討つため、サールスとハミウス(アンミウス)兄弟が王を襲い重傷を負った、という。この話がのちにドイツへ伝わるうちにニーベルンゲン伝説圏と結びつき、殺されたスニルダ(スヴァンヒルド)がシグルズとグズルーンの娘であった、という風に改作された[1]
- ゴートの王。グズルーンの娘スヴァンヒルドと結婚したが、ビッキの中傷を信じ、息子のランドヴェールを絞首刑にし、スヴァンヒルドを馬蹄にかけて殺す[1]