ヘイズルーン(ヘイドルン) Heiðrún[12][13](ヘイズルーン[1]、ヘイドルン[25][26]) ― heiðr[3] 荒野、明るい[3] 原典版 概要 ヴァルハラの戦士達をその乳で養う山羊の名[1] 登場する文献と役割 グリームニルの歌 軍勢の父(オーディン)の館にいて、牡鹿エイクスュルニルと共にレーラズの葉を食べている山羊の名[1] 澄んだ蜜酒を出し、(戦士達の)酒器を満たす[1] ヒュンドラの歌 (みだらな獣としての山羊一般を表し、)ヒュンドラがフレイヤを侮辱する場面にて名がみられる[1] ギュルヴィたぶらかし 牝山羊の名。ヴァルハラの上におり、レーラズという樹の枝の若芽を食べて乳房から蜜酒を出す。蜜酒は大きな桶をいっぱいにみたすほどあり、戦死者たちが思う存分飲めるほどといわれる[1] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. [25]P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店 [26]山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ