その他のケニング

 ―(hugr 心、勇気、感覚 [男])[3]


  • vind trollkvenna[9] 女巨人の風(女巨人の部分を、巨人の妻や母、娘にして言い換えることも出来る)[2] (vindr[9] 風[1])(troll トロル(ノルウェーの民話にあらわれる怪物;ユミルの死体から出たうじ) [中])[3](kvenna kona(女)の属格複数形)[3]

願いの同義語・名称

 ―(mál ことば、事柄、契約 [中])[3]


  • ætlun[9] 意図[2]
  • bragðvísi[9] 狡猾[2]
  • brigðræði[9] 不実[2]
  • fláræði[9] 裏切り[2]
  • hyggjandi[9] 叡智[2] (hyggja 考える、思う)[3]
  • langsæi[9] 先見[2] (langr 長い、遠い [形])[3]
  • minni[9] 記憶[2] (minna 思い出す)[3]
  • orðspeki[9] 雄弁[2] (orð ことば [中][3] 英語のwardに相当)[3]
  • ráð[9] 思慮[2]
  • skilning[9] 洞察[2]
  • skörungskapr[9] 有能[2]
  • speki[9] 賢明[2] (spekð 知恵、静けさ [女])[3]
  • tölvísi[9] 計算術[2]
  • undirhyggja[9] 底意[2] (undir ~の下に [前])[3]
  • vélræði[9] はかりごと[2]

アルヴィースの歌

  • bygg[13] ビュグ[1] 大麦[1] :人間たちの間での呼び方[1]
  • barr[13] バル[1] 穀物(なかでも大麦)[1] :アース神の間での呼び方[1]
  • vaxtr ヴェクスト[1] 生長[1] :ヴァン神たちの間での呼び方[1] (vaxa 成長する)[3]
  • æti[13] エーティ[1] 食物[1] :巨人たちの間での呼び方[1]
  • lagastafr ラガスタヴ[1] 穀物[1](海、穀物両方の意味があり、水と大麦から作られる麦酒の素といわれるが不明)[1] :妖精たちの間での呼び方[1] (妖精たちの間でのの呼び方もまたlagastafr)[1]
  • hnipinn[13] フニピン[1] しなやかなもの[1] :ヘルでの呼び方[1]
  • 酵母の海[2]

麦酒を表す名称


アルヴィースの歌

  • ǫl[13] エール[1] 麦酒[1] :人間たちの間での呼び方[1] (ǫl ビール [中])[3]
  • biórr[13] ビョール(ビール)[1] :アース神の間での呼び方[1] (bjórr ビール [男])[3]
  • veig[13] ヴェイグ[1] 酔わす飲み物[1] :ヴァン神たちの間での呼び方[1]
  • hreinalǫgr フレイナレグ[1] 生(き)の飲み物[1] :巨人たちの間での呼び方[1] (lǫgr 水、海 [男])[3]
  • sumbl スンブル[1] 酒宴[1] :スットゥングの子らの呼び方[1]
  • mioðr ミョズ[1] 蜜酒[1] :ヘルでの呼び方[1] (mjǫðr 蜜酒 [男])[3]

角杯を表すケニング

  • ビールの舳先[2]
  • ビールの肌着[2]

リンゴを表すケニング

毒を表すケニング

寝室を表すケニング

傷を表すケニング

  • 剣の明るき道[2]

ヤドリギを表すケニング

  • harmflaug[3] 不幸をもたらす矢、命取りの矢[3] [女][3] (harmr 悲しみ [男])[3]

宝石を表すケニング

  • 海の石[10]
  • ヒャズニング(英雄)の石[2]

腕輪を表すケニング

  • 腕を膨らますもの[2]
  • 車のこしき[2]
  • [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社
  • [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部
  • [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林
  • [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス.
  • [10] 谷口幸男(1983)「スカルド詩人とケニング」『レトリックと文体―東西の修辞法をたずねて』(古田敬一編)p.183~209,丸善
  • [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage.

公開日:2019/01/28

最終更新日:2020/01/20

カテゴリー: ケニング