グリンブルスティ(グリンブルスティン) – 目次 – 原典版 登場する文献と役割 別名 参考文献 Gullinbursti[9](グリンブルスティ[2]、グリンブルスティン[1]) 金のたてがみ[26] ― gullin[3] 黄金の[3] [形][3] 原典版 登場する文献と役割 ヒュンドラの歌 原文では猪の名Hildisvíniの直前にgullinburstiの記述がある[13]が、フレイの乗る猪グリンブルスティのことではなく、Hildisvíniにかかる形容詞としての「黄金の剛毛をもつ…」という意味で用いられていると考えられる ギュルヴィたぶらかし フレイのもつ野猪の名。スリーズルグタンニ(Slíðrugtanni[12])ともいう[1] 詩語法 フレイの乗る猪の名[2] 小人シンドリとブロッグによって豚皮から作られた、黄金の剛毛をもつ猪[2] 夜も昼も空でも海上でもどんな馬より速く走ることができ、また、夜でも暗黒の国でも辺りはすっかり明るくなるほど、剛毛は明るく輝いている[2] ↑ 原文ではこの箇所はGullinburstiではなく『burstin órから gulli』[9]。別の箇所にてGullinburstiの名の記載あり 別名 Slíðrugtanni[9](スリーズルグタンニ[2]) 引裂く歯[2] ↑ [2]ではフレイの別名として書かれているが、原文は『Hann彼は heitir…と呼ばれる okおよび、そして Slíðrugtanniスリーズルグタンニ.』[9]との記載。またギュルヴィたぶらかしにおいては『Gullinburstiグリンブルスティ heitir…と呼ばれる eðaまたは Slíðrugtanniスリーズルグタンニ』[12]との記載があるため、この部分のHannはフレイではなく、二つ前の文章にあるグリンブルスティを指していると考えられる 参考文献 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス. [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. [26] 山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ