Gullinbursti[9]
― gullin[3] 黄金の[3] [形][3]
原典版
登場する文献と役割
ヒュンドラの歌
- 原文では猪の名Hildisvíniの直前にgullinburstiの記述がある[13]が、フレイの乗る猪グリンブルスティのことではなく、Hildisvíniにかかる形容詞としての「黄金の剛毛をもつ…」という意味で用いられていると考えられる
ギュルヴィたぶらかし
詩語法
- フレイの乗る猪の名[2]
- 小人シンドリとブロッグによって豚皮から作られた、黄金の剛毛をもつ猪[2]
- 夜も昼も空でも海上でもどんな馬より速く走ることができ、また、夜でも暗黒の国でも辺りはすっかり明るくなるほど、剛毛は明るく輝いている[2]
↑ 原文ではこの箇所はGullinburstiではなく『burstin ór gulli』[9]。別の箇所にてGullinburstiの名の記載あり
別名
- Slíðrugtanni[9](スリーズルグタンニ[2]) 引裂く歯[2]
↑ [2]ではフレイの別名として書かれているが、原文は『Hann heitir ok Slíðrugtanni.』[9]との記載。またギュルヴィたぶらかしにおいては『Gullinbursti heitir eða Slíðrugtanni』[12]との記載があるため、この部分のHannはフレイではなく、二つ前の文章にあるグリンブルスティを指していると考えられる