宿やどり木ぎ Mistilteinn[3][12] 宿やどり木ぎ[1]、寄生木ヤドリギ[3]、ヤドリギ[25]、やどり木ぎ[26] [男][3] 独語Mistel[27]（ミステル[27]） やどりぎ[27] [女][27] 英語mistletoe[27] 原典版 概要 針葉樹や闊葉樹に寄生する常緑の灌木。古くはケルトのドルイド僧によって神聖視された。魔よけとして家畜に与えられ、お守りにもなる。ドイツでは幸運を家にもたらす植物としてクリスマスの飾り、雷よけ、てんかんの薬とされた[27] このためにBaldrが死ぬ[3] 登場する文献と役割 ギュルヴィたぶらかし ヴァルハラの西に生えている若木。フリッグがこれからは唯一バルドルを傷つけないという誓いを取らなかったため、それを聞き出したロキがヘズに宿り木でバルドルを射させ、殺害させた[1] ケニング harmflaug[3] 不幸をもたらす矢、命取りの矢[3] [女][3] （harmr 悲しみ [男]）[3] 宿り木に関連するケニング ホドを表すケニング skjótanda Mistilteins[9] 宿り木を射る者[2] （skjóta 射る 英語shootに相当）[3] [9]-20. 参考文献 [1] 谷口幸男（1973）『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男（1983）「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』（特輯号第43巻3号）p.1～122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄（2006）『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) （http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál）2018年3月30日アクセス. [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson （2012）『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [25] P. コラム（2016）『北欧神話〔電子書籍版〕』（尾崎義訳）岩波書店 [26] 山室静（2013）『ギリシャ神話＜付 北欧神話＞』インタープレイ [27] 谷口幸男（1985）『図説ドイツ民族学小辞典』同学社
