フレイ(フレイル)

Freyr[9][12][13][16][22](フレイ[1][2][10][11][16][18][23][25][26][27][30][31][32]、フレイル[10]

原典版

概要

グリームニルの歌

スキールニルの旅

ロキの口論

ヒュンドラの歌

ギュルヴィたぶらかし

詩語法

ヘイムスクリングラ 原著者序文

ユングリンガサガ

ソルリの話とヘジンとホグニのサガ

デンマーク人の事績

  • 羅語Fro[24](フレイ[11])。嵐などの災難が続いたハディングがフレイ神に黒い犠牲獣を捧げたところ、その災難がとまったため、ハディングはフレイへの供犠の習慣を年毎の祭日として後世に残し、やがてスウェーデン人によりこの供犠は羅語Froblod[24](フレーブロート。訳注:フレイへの供犠)と呼ばれるようになった[11]
  • son Njarðar[9]、sonr Niarðar[13] ニョルズの子[1][2] (sonr 息子)[3] [9]-14.
  • bróður Freyju[9] フレイヤの兄[2] (bróður bróðir(兄弟)の属・与・対格)[3] [9]-14.
  • Vanr[9] ヴァン[2] (Vanr ヴァンル神[1] [9]-14.
  • Vanaguð[9] ヴァン神[2] (guð 神(キリスト教の) [男])[3] [9]-14.
  • Vananið[9] ヴァンの一族[2] (niðr 親族 [男])[3] [9]-14.
  • árguð[9] 豊穣の神[2] [9]-14.
  • fégjafa[9] 財産贈与者[2] (fé 家畜 [中])[3](gjafar gjǫf(贈り物)の属格形、複数形)[3] [9]-14.
  • Belja dólgr[9] ベリの敵[2] (dólgr[9] 仇[2]) [9]-14.(60)
  • bani Belja bjartr[12] ベリの輝く殺し手[1] (bjartr 輝く [形])[3]
  • bani Belja[3] ベリの殺し手[2] (bani 殺害者、死 [男])[3] [9]-14.(61)
  • fólcvaldi goða[1] 神々の主将[1] (fólcvaldi 軍の司令官)[1](fólk 戦士の列、軍団 [中] 英語folkに相当)[3]
     ―このケニングから、かつてフレイは主神の位置にいたのではないかと考えられる:M・オルセンの解釈[1]

フレイの名に関連するケニング

    フレイヤを表すケニング
    • systur Freys[9] フレイの妹[2] (systir 姉妹)[3]
    ニヨルドを表すケニング
    • föður Freys[9] フレイの父[2] (fǫður faðir(父)の属格形)[3]
    シグルズを表すケニング
    • フレイの友[1]
    フノスを表すケニング
    • フレイの姪[2] [9]-44.(108)
    フィヨルニルを表すケニング
    • son Yngvifreys[22] ユングヴィ・フレイの子[18] (sonr 息子)[3]
    アジルスを表すケニング
    • Freys áttungr[22] フレイの末裔[18] (áttungr[9] 血縁者を表す言い方[2]
    男を表すケニング
    • sverða Freyr[10] 剣のフレイル[10]、剣のフレイ[30] (sverð 剣、長剣 [中] 英語swordに相当)[3]
    • 槍のフレイ[2]
    • 戦のフレイ[2]
    候を表すケニング
    • 物惜しみせぬフレイ[2]
    王を表すケニング
    • Freys vinr[10] フレイの友[10] (vinr 友人 [男])[3]
  • Eber[27](エーバァ[27]) 雄いのしし、雄豚[27] [男][27] 南ドイツではBär(熊)とも呼ばれ、民間伝承では両者が区別されない場合がある。北ドイツでは豊穣の神フレイに捧げられた[27]

参考文献


新釈北欧神話版

第一章

ニヨルドの息子で、フレイヤの双子の兄。
受難体質であるフレイヤを守るため、宝剣を手に戦う勇敢な少年。

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