Sigmundr[9][13]、Sigmund[3](シグムンド[1][2]、シグムント王[26])
― sigr[3] 勝利[3] [男][3]
原典版
概要
- ヒョルディースの夫。フンディングの子らとの戦で戦死した[1]
- シグルズの父のシグムンド王には、ヘルギとは腹違いの息子のシンフィエトリがいる[1]
- シグルズの父のシグムンド王は、ヴェルスンガサガによれば、シンフィエトリとともに狼の姿に身を変え、人間を引き裂いた[1]
- シグルズの子。祖父の名にちなんでシグムンドと名付けられた。「シグルズの短い歌」にあるように、ブリュンヒルドのすすめでギューキ一族に殺された[1]
フンディング殺しのヘルギの歌Ⅰ
フンディング殺しのヘルギの歌Ⅱ
シンフィエトリの死について
- ヴェルスングの子。長い間、ダンメルクにある妻ボルグヒルドの王国に滞在したあと、南下してフランクランドを手中に収めた。息子にシンフィエトリ、ヘルギ、ハームンドがいる。ある日ボルグヒルドの弟をシンフィエトリが殺害したため、彼女に賠償を差し出したものの、葬儀の席でボルグヒルドはシンフィエトリに毒を盛ろうとする。毒に気づいたシンフィエトリがシグムンドにそれを伝え、シグムンドは二度代わりに毒を飲み干した。シグムンドはどんな毒も内からも外からも効かないほど強く、また彼の三人の息子全部が毒に堪えることができるといわれている。しかし三度目の毒入り麦酒を「鬚でこして飲め」とシンフィエトリに飲ませたところ、彼はすぐに死亡した。シグムンドはその死体を舟でフィヨルドの奥へと運んだ。またエイリミ王の娘ヒョルディースを娶り、間にシグルズをもうけた。シグムンドとその息子たちは一人残らず力と身の丈と頭とすべての技能において余人に勝っているといわれている。のちにフンディングの息子たちとの戦で倒れた[1]
グリーピルの予言
レギンの歌
ファーヴニルの歌
シグルズの短い歌
グズルーンの歌Ⅱ
グズルーンの歌Ⅱ
- グリーミルドが、アトリと結婚するようグズルーンを説得する場面にて名がみえる。グリーミルドは、もしグズルーンとアトリの間に和子が得られたら、シグルズとシグムンドの二人が生き返ったように思われることだろうとグズルーンを説得した[1]