Granmarr[1][13][22](グランマル[1][18]) 髭で名高い[1]
原典版
概要
登場する文献と役割
フンディング殺しのヘルギの歌Ⅰ
フンディング殺しのヘルギの歌Ⅱ
ユングリンガサガ
- スーズルマナランドを治める王の名。妻のヒルドとの間にヒルディグンという娘をもつ。他の王たちと違ってインギャルドの主催する宴に参加せず、ウプサラ放火事件を逃れた[18]
- ミュルクヴァフィヨルドに上陸したヒョルヴァルズ王を宴会に招待して盛大に歓迎し、ヒルディグンをヒョルヴァルズ王に嫁がせた。グランマル王には息子がいなかっため、ヒョルヴァルズ王をそのまま自身の国に滞在させた。それを知ったインギャルド王が国中から兵を集めて攻めてきたため、ヒョルヴァルズ王と共に応戦した。その際には援軍として国中から兵を募り、その中には妻ヒルドの父ホグニ王や、その息子ヒルディルの姿もあった。戦の後、インギャルド王との間に大きな敵意がみなぎったものの、最終的には和睦が結ばれ、三王が生きている間はこの和平が継続されるであろうといわれた。この和議の誓いの翌春、ウプサラで夏の供犠を執り行ったところ、この先長くは生きられぬだろうという託宣がくだった。供犠の翌秋、ヒョルヴァルズ王と共にシリという島の宴会に招かれて行ったが、インギャルド王軍の襲撃に遭い、ヒョルヴァルズ王や家臣もろとも焼き殺された。その後、支配していた国はインギャルド王の支配下に置かれた[18]