ギューキ – 目次 – 原典版 登場する文献と役割 ケニング 参考文献 Gjúki[9]、Giúki[13](ギューキ[1][2]) 原典版 登場する文献と役割 グリーピルの予言 グンナル、グトホルム、へグニの父。ギューキの広間でシグルズとグンナルの婚礼が同時に祝われる[1] ファーヴニルの歌 ギューキのもとに絶世の美女がおり、彼女はシグルズの妻にふさわしい乙女だという[1] シグルズの歌 断片 グズルーンの父王。五人の戦好きの子をもち、ゴートの民を支配していた。古いグズルーンの歌では、ギューキの息子たちがシグルズと民会に馬で行き、そこでシグルズを殺害したと言い伝えられている[1] グズルーンの歌Ⅰ グズルーン、グルレンドの父王の名。妹にギャヴラウグがいる。ギューキの子らがシグルズを殺害し、グズルーンに不幸と悲哀をもたらした[1] シグルズの短い歌 ギューキの息子二人(訳注:グンナルとヘグニ)が、シグルズと友誼を結び、ギューキの娘グズルーンはシグルズの妻になった[1] ブリュンヒルドの冥府への旅 グズルーンの父。ギューキの子らがブリュンヒルドから幸せを奪って誓いを破らせたため、彼女に滅ぼされることとなった[1] ニヴルング族の殺戮 ヘグニとコストベラの間の息子の名。兄弟にソーラルとスネーヴァルがいる[1] グズルーンの歌Ⅱ グズルーンの父王。グズルーンに黄金を贈り、シグルズに嫁がせた。シグルズはギューキの子らと比べると特に優れてみえたという[1] グズルーンの歌Ⅲ グズルーンの父王[1] オッドルーンの歎き グンナル、グズルーンの父[1] グリーンランドのアトリの歌 ギューキの城にグンナルの広間があり、グンナルはそこの炉辺のベンチで仲間たちと酒を飲んでいた[1] グズルーンの扇動 グズルーンの父[1] ハムジルの歌 グズルーンの父。グズルーンの息子ハムジルとセルリは、ギューキの孫にあたる[1] ヒュンドラの歌 オッタルの一族に数えられるグンナル、ホグニ、グズルーンの父[1] 詩語法 王の名。グリームヒルドとの間に、グンナル、ホグニ、グズルーン、グズニューという子がおり、グズルーンはシグルズの妻となった[2] ゴットホルムという継子がいる[2] ニヴルング一族の出身。ニヴルング一族はギューキにちなんでギューキ一族と呼ばれることもある[2] ケニング ギューキの名に関連するケニング グンナルを表すケニング Giúca sonar[13] ギューキの子[1] (sonr 息子)[3] グズルーンを表すケニング Giúca dóttir[13]、Giúca borin[13] ギューキの娘[1] (dóttir[9] 娘[2])(borrin 生まれた [形])[3] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス. [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage.