リンゴ – 目次 – 原典版 登場する文献と役割 ケニング 参考文献 新釈北欧神話版 ※当記事には『新釈北欧神話』におけるネタバレが反転して記載されています epli[12] 原典版 登場する文献と役割 スキールニルの旅 フレイの代わりにゲルドに求婚しに行ったスキールニルがリンゴを差し出したが、断られる[1] →ここではepli ellifo[1][13](リンゴを十一)とあるが、これはepli elle-lyf(若返りのリンゴ)の書き誤りではないかという説がある[1] (ellifu 11 [数])[3](elli 年齢)[3] ギュルヴィたぶらかし 神々が年取ったときに食べなければならないリンゴ。トネリコの箱にしまわれており、イズンが見張りをしている。これを食べると、神々はみな若返って、ラグナレクまで年を取らないでいられるという[1] 詩語法 若返りのリンゴ。アース神はこのため年を取らない。女神イズンがリンゴの管理をしているが、シヤチがロキを脅してリンゴとイズンを連れ出させたため、神々は急激に歳をとった[2] ケニング eplin ellilyf ásanna[12] アースの長寿の贈物[2] (elli 年齢)[3](áss エーシル神族の神 [男])[3] リンゴに関連するケニング イドゥンを表すケニング gætandi eplanna[9] リンゴの保管者[2] (gæta 守る、大切にする)[3] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス. [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Ulan Press [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. 新釈北欧神話版 第一章 食べたものに不老をもたらすとされるリンゴ。 アールヴヘイムにのみ生育する特殊な果物で、妖精とは共生関係にある。 その正体は特殊な魔素のかたまりで、適量を定期摂取することで肉体の老いを防ぐことができるといわれている。 登場する話数を無料漫画で読む(Amazonに飛びます)