グレイプニル Gleipnir[12](グレイプニル[1][25]) ― gleypa[3] 飲み(呑み)込む[3] 原典版 概要 神々がフェンリルを縛り付けるためにもちいた特殊な足かせ。猫の足音、女の髭、山の根、熊の腱、魚の息、鳥の唾からできている[1] 登場する文献と役割 ギュルヴィたぶらかし スヴァルタールヴァヘイムに住む小人が、オーディンの命によってフェンリルを縛るためにつくった足枷の名。猫の足音、女の髭、山の根、熊の腱、魚の息、鳥の唾で作られている。絹紐のようになめらかでやわいが、しっかりしていて強い。フェンリルの力でもちぎることはできず、ラグナレクまで縛り続けるといわれている[1] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [25]P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店