フィアラル(フィヤラル、フィヤラール) Fialarr[13]、Fjalarr[3](フィアラル[1][2]、フィヤラル[25]、フィヤラール[26]) うかがう者[1] [男][3] 原典版 概要 神々と巨人族の戦いの開始を告げるオンドリの名[3] 登場する文献と役割 巫女の予言 スヴァリンスハウグからアウルヴァンガルに来た小人の名[1] きれいな赤い雄鶏の名[1] オーディンの箴言しんげん 賢者フィアラル。オーディンが彼の所で酒を飲んで酔った[1] ハールバルズの歌 ハールバルズ(オーディン)がトールを侮辱する箇所で名前がみられる[1] 詩語法 小人の名。ガラルと共謀して賢い人間クヴァシルを殺し、その血から詩の蜜酒を造った。その後ガラルと共に巨人ギリングとその妻を殺したが、ギリングの息子スットゥングに脅され、和睦の印として詩の蜜酒を差し出した[2] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage. [25]P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店 [26]山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ