ラグナロク(ラグナロック、ラグナレク)

※当記事には『新釈北欧神話』におけるネタバレが反転して記載されています


ragna rǫk[3]、ragna røkr[1]、ragnarøkkr[3]、ragna rǫcr[13]、raknarökr[12](ラグナロック[3]、ラグナレク[1]) 神々の運命[3]、神々の黄昏たそがれ[1][3]、twilight of gods[3]、Götterdämmerung[1][3]
 ― ragna[3] regin(神、神々)の属格複数形[3]
 ― rǫk[3] 運命[3]

※いずれにしても、原文では「ラグナロク」という固有名詞ではなく、「神々の運命」という一般名詞として用いられている

原典版

概要

  • 元来、ラグナレクとは神々の運命という意で、神々の滅亡を意味する言葉だった。これが語源俗解により神々のたそがれとされ、スノリがそれを採用、ワグナーが楽劇で定着させた[1]
  • 古いゲルマンの世界の滅亡、旧世界の没落。古代ゲルマンの神々が滅び、キリスト教の世界が誕生する[3]

巫女の予言

  • 巫女が見た、これから先神々に起こるむごい運命のこと[1]
  • 巫女の予言に記載のある、ラグナロク生き残りメンバー『burir息子…/brœðra兄弟 tveggja2』についてはいくつかの解釈がみられる。

ロキの口論

ギュルヴィたぶらかし

詩語法

  • regin[3] 神[3] [中][3]
  • regin(中性複数形)[3] 神々[3] 原義:支配者たち[3]
  • 人名のReinhard(ラインハルト=神のごとく強い者)、Reynard、Renardの由来となった[3]
  • regindómr[3] 神の裁き[3] [男][3]

参考文献


新釈北欧神話版

第一章

ノルンオーディンに告げた滅びの未来のこと。
『三年続く恐ろしき冬の後
三匹の怪物と邪悪な巨人族が攻め来たりて
世界を炎で焼き尽くす』
とされるが、詳細は不明。

登場する話数を無料漫画で読む(Amazonに飛びます)


用語を元ネタに用いた作品の一例