レスクヴァ(ロスクヴァ) Röskva[12](レスクヴァ[1]、ロスクヴァ[2][26]) 原典版 登場する文献と役割 ギュルヴィたぶらかし トールが旅の途中に宿を取った百姓の家の娘の名。スィアールヴィの妹。夕食の際、兄のスィアールヴィがトールの忠告を守らずに山羊の腿の骨をナイフで切り裂き、髄までこじ開けてしまった結果、山羊の一頭がびっこになってしまい、トールの怒りを買う。怒り狂ったトールに命乞いをし、スィアールヴィと共にトールの召使となり、東のヨーツンヘイムへの旅に同行した[1] ケニング レスクヴァの名に関連するケニング トールを表すケニング dróttinn Rösku[9] ロスクヴァの主人[2] (dróttinn 主人、領主 [男])[3] 参考文献 [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社 [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部 [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林 [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス. [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press [26] 山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ