Helgi[13]
原典版
概要
フンディング殺しのヘルギの歌Ⅰ
- シグムンド王とボルグヒルドの間の子。ブラールンドで生まれた[1]
- (生まれた祝いとして)シグムンド王からフリングスタジル、ソールフィヨル、スネェーフィヨル、シガルスヴェリル、フリングステズ、ハートゥーン、ヒミンヴァンガル、血の蛇(剣)を与えられた[1]
- 十五歳を迎えたとき、国と民を支配していたフンディングを打ち殺し、またその後ロガフィエルで、フンディングの息子たちであるアールヴ、エイヨールヴ、ヒョルヴァルズ、ハーヴァルズと戦い、討ち果たした。[1]
- グランマル王の息子ヘズブロッドと望まぬ婚約をさせられたヴァルキュリヤのシグルーンを手に入れるため、戦を起こして勝利する[1]
フンディング殺しのヘルギの歌Ⅱ
- ヘルギ・ヒョルヴァルズソン。シグムンド王の息子ヘルギの名前のもととなった人物[1]
- シグムンド王とボルグヒルドとの間の子。上記のヘルギ・ヒョルヴァルズソンにならって名付けられた。幼い頃はハガルによって養育された[1]
- 父王シグムンドと不和があったフンディング王の従士を探りに行った際、その追跡を逃れるためハガルの元で女奴隷の姿に変装する。追跡を逃れた後、軍船に乗ってフンディング王を討ち果たし、後にフンディング殺しのヘルギと呼ばれるようになった[1]
- フンディングを討ち殺した後にブルナヴァーガルで碇泊していたところ、やってきたヴァルキュリヤのシグルーンと言葉を交わした[1]
- ロガフィエルにて、フンディングの息子たちであるアールヴ、エイヨールヴ、ヒョルヴァルズ、ヘルヴァルズと戦い、討ち果たした。その戦いののち休んでいたところ、探しにやってきたシグルーンにヘズブロッドとの間に交わされた婚約について相談され、愛情を告白された[1]
- シンフィエトリを伴いヘズブロッドとの戦に赴き、ヘズブロッド、ホグニ、その息子のブラギ、スタルカズ、フロルラウグの息子たちなどを打ち倒し、シグルーンを手に入れ、息子達をもうけた。しかし老齢に達する前に、先の戦いでの唯一の生き残りであるホグニの子ダグによって、槍で刺し貫かれ死亡した。その後、自身の為に作られた墓塚の中で、幽霊となって妻のシグルーンと再会した[1]
- 死後、ハッディンギャルの勇士ヘルギに生まれ変わったとされる[1]
- ヴィーグブレールと呼ばれる馬に乗る[1]