当サイトをまとめるにあたって参照した文献のリストと、簡単なレビューを記載しています。
- [1] 谷口幸男(1973)『エッダ―古代北欧歌謡集』新潮社
- 日本でほぼ唯一の、古エッダとスノリのエッダのギュルヴィたぶらかし原文訳(再話ではない。ここ重要)が日本語で読める書籍。これ読んでないのは話にならない。ただし初心者向けではない。近々、スノリのエッダ全文も収録した新版が出るとの噂。詳しいレビューは『コラム:初心者向け北欧神話ガイド』にて。
- [2] 谷口幸男(1983)「スノリ『エッダ』「詩語法」訳注」『広島大学文学部紀要』(特輯号第43巻3号)p.1~122,広島大学文学部
- 日本でほぼ唯一の、スノリのエッダの詩語法の原文訳(再話ではない。ここ重要)が日本語で読める論文。国会図書館でコピーするほか入手手段なし。……と思われたが近々、新古エッダ全文訳を収録した[1]の新版がでるとの噂。つまり、[1]と[2]と[6]と[7]と[8]をまとめたものが出る、ってコト。詳しいレビューは『コラム:初心者向け北欧神話ガイド』にて。
- [3] 下宮忠雄・金子貞雄(2006)『古アイスランド語入門―序説・文法・テキスト・訳注・語彙』大学書林
- 巻末の和⇔古氷辞書があまりに便利すぎる。語彙は少ないが、存在することに価値がある。詳しいレビューは『コラム:初心者向け北欧神話ガイド』にて。
- [4] 尾崎和彦(1994)『北欧神話・宇宙論の基礎構造―『巫女の予言』の秘文を解く (明治大学人文科学研究所叢書)』白凰社
- [5] 尾崎和彦(1994)『北欧神話の世界―神々の死と復活』白凰社
- [6] 谷口幸男(2002)「スノッリ・ストゥルルソン『エッダ』「序文」と「ハッタタル(韻律一覧)」訳注(1)」『大阪学院大学国際学論集』(13(1) (通号 25))p.203~230,大阪学院大学国際学学会
- [7][8]とあわせて、日本でほぼ唯一の、スノリのエッダの序文と韻律一覧の原文訳(再話ではない。ここ重要)が日本語で読める論文。国会図書館でコピーするほか入手手段なし。……と思われたが近々、新古エッダ全文訳を収録した[1]の新版がでるとの噂。つまり、[1]と[2]と[6]と[7]と[8]をまとめたものが出る、ってコト。詳しいレビューは『コラム:初心者向け北欧神話ガイド』にて。
- [7] 谷口幸男(2002)「スノッリ・ストゥルルソン『エッダ』「序文」と「ハッタタル(韻律一覧)」訳注(2)」『大阪学院大学国際学論集』(13(2) (通号 26))p.125~154,大阪学院大学国際学学会
- 同上
- [8] 谷口幸男(2003)「スノッリ・ストゥルルソン『エッダ』「序文」と「ハッタタル(韻律一覧)」訳注(3)」『大阪学院大学国際学論集』(14(1) (通号 27))p.99~130,大阪学院大学国際学学会
- 同上
- [9] Guðni Jónsson (ed.), Eddukvaeði,Íslendingasagnaútgáfan (1954) (http://www.heimskringla.no/wiki/Skáldskaparmál)2018年3月30日アクセス.
- [10] 谷口幸男(1983)「スカルド詩人とケニング」『レトリックと文体―東西の修辞法をたずねて』(古田敬一編)p.183~209,丸善
- [11] 谷口幸男(1993)『デンマーク人の事績』東海大学出版会
- [12] Snorri Sturluson , Finnur Jónsson (2012)『Edda Snorra Sturlusonar』Ulan Press
- [13] Gustav Neckel(1983)『Edda. Die Lieder des Codex regius nebst verwandten Denkmaelern 01. Text』Universitaetsverlag Winter; 5., verbesserte Auflage.
- [14] Guðni Jónsson(http://www.heimskringla.no/wiki/Gylfaginning)2020年1月3日アクセス.
- [15] 山室静(2017)『北欧の神話』筑摩書房
- [16] 菅原邦城(1978)「<翻訳> ソルリの話とヘジンとホグニのサガ」『大阪外国語大学学報』(41)P.111~P.130,大阪外国語大学
- [17] Guðni Jónsson(https://www.heimskringla.no/wiki/Sörla_þáttr_eða_Heðins_saga_ok_Högna)2022年3月26日アクセス.
- [18] 谷口幸男(2008)『ヘイムスクリングラ-北欧王朝史(1)-』プレスポート
- [19] 谷口幸男(2009)『ヘイムスクリングラ-北欧王朝史(2)-』プレスポート
- [20] 谷口幸男(2010)『ヘイムスクリングラ-北欧王朝史(3)-』プレスポート
- [21] 谷口幸男(2010)『ヘイムスクリングラ-北欧王朝史(4)-』プレスポート
- [22] N. Linder og H. A. Haggson(http://heimskringla.no/wiki/Heimskringla)2022年3月27日アクセス.
- [23] 『ユリイカ三月号 第十二巻第三号』1980年3月,青土社
- [24] Alfred Holder (1886)『Saxonis Grammatici Gesta Danorum』Strassburg, K. J. Trübner
- デンマーク人の事績の原文。txtファイルは自動変換のためか誤字だらけなので必ず画像ファイルかpdfファイルで読むようにしよう。
- [25] P. コラム(2016)『北欧神話〔電子書籍版〕』(尾崎義訳)岩波書店
- 中高生向けの再話本で読みやすいうえ、内容も有名どころをしっかり網羅しているので初心者におすすめ。ただ、人物名表記があまり一般的でないため混乱するかも。電書版は誤字がみられるので紙版を買おう。
- [26] 山室静(2013)『ギリシャ神話<付 北欧神話>』インタープレイ
- 一般向け再話本。文章も平易で読みやすい。ギリシャ神話本のおまけとは思えないほど内容も有名どころをしっかり網羅しているのでこちらも初心者におすすめ。電書版は誤字がかなり多いので紙版を買おう
- [27] 谷口幸男(1985)『図説ドイツ民族学小辞典』同学社
- ドイツ語圏における民俗学や信仰に関する用語の辞典。ゲルマン神話(≒北欧神話)に関連する語句の記載が10~20項目ほどある。古本か図書館で借りる以外に入手手段なし。コンパクトで持ち運びやすい。白黒ではあるがイラストも沢山ある。
- [28] 谷口幸男・遠藤紀勝(1998)『図説 ヨーロッパの祭り』河出書房新社
- 多くのカラー写真とガチめの解説。その中に若干数ではあるものの、ヨーロッパで現在でも行われている祭りの中に残るゲルマンの神々についての記述を垣間見ることができる。
- [29] 谷口幸男・遠藤紀勝(2013)『写真でみる 西洋の仮面と祭り』日本図書センター
- [28]と重なる部分も多いがこっちのほうがゲルマンの神々についての記述が多い。その代わり写真は[28]のほうが多く、カラーページもわずか。[28][29]セットで読むのが良。
- [30] 谷口幸男・遠藤紀勝(1986)『ヴァイキングの世界』新潮社
- 本の半分は出土されたヴァイキング時代の遺物や現代に残る遺構の写真と解説が、残り半分はヴァイキング時代全体を通しての、とくにスウェーデン、ノルウェー、デンマークのそれぞれの特色や違いについて詳しく解説がされており、ヴァイキングの全体像を知るのにオススメ。著者とテーマが同じなため、[28][29][31]と被る部分もある。
- [31] Fiona Macdonald, Mark Bergin(1995)『ヴァイキングの町』(谷口幸男訳)三省堂
- ヴァイキングの暮らしや文化を、詳細なカラーイラストで再現。町並みや暮らしぶり、飲食物、日用品などかなり細かく列挙し、解説されている。
- [32] Susan M. Margeson(2007)『「知」のビジュアル百科 34ヴァイキング事典』(久保実訳、川成洋監修)あすなろ書房
- ヴァイキングの暮らしや文化を、再現写真や発掘された遺物の写真と共に紹介。全編カラーで、特に発掘品の金銀の装飾の美しさは目を見張る。
- [33] 菅原邦城(1973)「スノッリの『エッダ』序文にみられる異教神話観」『大阪外国語大学学報』(29)P.241~P.250,大阪外国語大学
- [34] 水野知昭(2002)「民会と決闘の野原 -古ノルド語 vangr と vollr および leikr の考察-」『東北大学言語学論集』(11)P.17~P.33,東北大学
- [35] 高木昌史(2011)「中世ヨーロッパの伝説 : (2)エッダの系譜」『成城文藝』(217)P.37~P.68,成城大学