バルドル(バルズル)

– 目次 –

原典版

登場する文献と役割

ケニング

参考文献

新釈北欧神話版


Baldr[1][3][13][22][23](バルドル[1][3][6][7][10][18][23][26][27]、バルズル[25]) 輝く者[3]、主人[23]、首領[23] [男][3]
 ― Bal[1] 明るい、光り輝く[1]

原典版

概要

  • 光の神[1][3]。かつて戦士的存在であったとも考えられる[23]
  • オーディンフリッグの子[1][23]
  • ナンナとの間にフォルセティという息子を持つ[23]
  • 美しのバルドル(Baldr inn góði)と称えられるように、姿かたちはもちろん、賢明さでも何人にも優っているとされる[23](inn 定冠詞)[3](goðr よい、善良な、巧みな [形])[3]
  • バルドルをキリストとみなす学者もいるが、地名にも名前が残っていることからも、実際にバルドル崇拝はあったと見られる[1]

巫女の予言

ロキの口論

  • フリッグの息子[1]
  • バルドルがこの先、館に馬でやってこられなくなる(管理人注:死ぬ)のは自分のせいである、とロキフリッグに話した[1]

バルドルの夢

ヒュンドラの歌

  • ブルの嫡子(管理人注:オーディン)を父にもつ[1]
  • バルドルが死の丘で倒れたとき、十一人のアース神が数えられた[1] (管理人注:主要なアース神は十二名数えられるため、バルドルの死により一名減ったということを表す)

スノリのエッダ 序文

ギュルヴィたぶらかし

  • オーディンの息子の名。彼自身から光が発するほど容貌が美しく輝き、アース神のうちで最も賢く、雄弁で優しい神。とても白い植物は、バルドルの容貌になぞらえてバルドルのまつ毛と称される。バルドルの下す裁きは不変ではないという。天にあるブレイザブリクに住む[1]
  • ナンナとの間にフォルセティをもうけた[1]
  • ある日自分の生命にかかわる穏やかでない夢を見たため、フリッグがその命をあらゆる危険から守るために、火、水、鉄、あらゆる金属、石、大地、樹、病気、獣、鳥、毒、蛇にバルドルに指一本触れないという誓いを立てさせ、試しにアース神たちがバルドルに切りつけたり、石を投げたりしたが、バルドルは傷一つ負わなかった。ところがそれを気に食わなく思ったロキが、宿り木には誓いを立てさせなかったことをフリッグから聞き出し、それをヘズに射させたため、バルドルは死亡した。これは神々および人間にふりかかった最も不幸な出来事といわれている。死体は海辺に運ばれ、フリングホルニというあらゆる船の中で最も大きいと言われるバルドルの船に載せられ、妻のナンナと共に荼毘に付された。バルドルの馬も馬具一式と共に焼かれた。バルドルは焼かれる前に、オーディンからドラウプニルという黄金の腕輪を贈られた。葬儀にはアース神だけでなく巨人族らも参加した。ヘルにてヘルモーズと再会し、オーディンへの記念の贈り物としてドラウプニルを託した[1]
  • ラグナレクののち、ヘズと共にヘルからイザヴェルに戻ってくる[1]

ユングリンガサガ

バルドルの名に関連するケニング

    ロキを表すケニング
    • ráðbani Baldrs[9] バルドルのはかりごとによる殺し手[2] (ráð[9] 思慮[2])(bani 殺害者、死 [男])[3] [9]-23.
    • Baldrs andskoti[3] バルドルの射殺者[3] (andskoti[9] 敵対者[2]
    フリッグを表すケニング
    • móður Baldrs[9] バルドルの母[2] (móðir 母 [女] 英語motherに相当)[3] [9]-27.
    ヴァーリを表すケニング
    ホドを表すケニング
    男を表すケニング
    • hringa Baldr[10] 腕輪のバルドル[10] (hringr 指輪、腕輪 [男] 英語ringに相当)[3]
    • 舳先の大地(海)の輝き(黄金)のバルドル[2]
    • 民のバルドル[2]
    • 剣のバルドル[7]
    火葬台を表すケニング

参考文献


新釈北欧神話版

第二章

オーディンフリッグの息子。
ヴァンの血を引くため、予知能力を持つ。
ギクシャクしがちな父母の仲を取り持つこともしばしばのようだ。

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